鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

久しぶりのキーラ・ナイトレイ。お美しい。ちょっとウザいけど:映画評「第10客室の女」

Netflixのオリジナル映画。
100分弱と短かったし、久しぶりにキーラ・ナイトレイの映画見てみたくなって、見ました。

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(ChatGPT)
作品概要
• 配信:Netflix(日本配信は2025年10月10日公開)/上映時間:95分。ジャンル:サスペンス/ミステリー。
• 原作:ルース・ウェア『The Woman in Cabin 10』(2016)。
• 監督:サイモン・ストーン。
• 出演:キーラ・ナイトレイ、ガイ・ピアース、ハンナ・ワディンガム ほか。

あらすじ
旅行誌記者のローラ(Lo)は、超富裕層向けスーパーヨットの処女航海を取材中、隣の「第10客室」の女が海へ落ちたと確信する。ところが乗客リスト上は“該当者なし”。「見間違いだ」と片づけられる中、ローラは自分の記憶と現実の食い違いに追い詰められながらも、豪華で閉ざされた船内で“消えた乗客”の手がかりを集め始める──。

 

前半は女性が海に落ちたのを見たのに、乗客にそんな女性はいないと言われる。
そのことによって周りから正気を疑われるという、まあ「信頼できない語り手」を中心としたミステリー。
でもまあミステリーとしての枠組みはあんまり強くなくて、その裏っていうのは中盤で明らかになって、後半はサスペンス中心の展開になります。
まあガイ・ピアース。
怪しすぎやろ。
で、ラストはスッキリの逆転の一撃。
原作だとここら辺もうちょっとモヤモヤ感があるらしいんですけど、なかなか映像化しづらいというところもあって、原作者も承知の上でスッキリ展開にしたようです。


あとストーリーの裏側にはフェミニズム的な視点もありますね。
キーラ・ナイトレイ演じるヒロイン、それからガンで死にそうになっている富豪の夫人、そして第十客室の女。
それぞれがある意味弱い立場に置かれていて、そこからなんとか立ち直っていこうとする姿が描かれているという構図です。
(それ以外のキャラにもそういう気配はあったりします)
結局のところ、ヒロインの「信じてもらえない声」と、女性たちが置かれている弱い立場のアナロジーでもある。
そんなに主張強めじゃないんで、別に気にはならないですけど。


全体としてはどうですかね。
「ちょっとあっさりしすぎか」というのが僕の感想です。
もう少し長くして、前半の豪華客船のラグジュアリーな感じとか、そこでの金持ちたちのいやらしいところなんかもっと描いてもらっても良かったような気がします。
それじゃイライラして見てらんないかな。
あ、あと前半のキーラ・ナイトレイは
「なんでそんな自分に不利な動きすんねん」
という意味でもイライラさせられましたw。


まあ、おすすめとはいきませんが、悪くない映画ではあったかなっていうのが全体的な評価でしょうか。
あんな船に乗ってみたい?
いやぁ、僕はちょっと閉所恐怖症の気があるし、船酔いするんだよなぁ…

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