鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

繰り返される20分:映画評「ハウス・オブ・ダイナマイト」

<ある番組でこんなふうに言ってた
「世界は爆弾が詰まった家」
大量の爆弾を作り
壁は吹き飛ぶ寸前
だが住み続ける>

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(ChatGPT)
【概要】
『ハウス・オブ・ダイナマイト』は、キャスリン・ビグロー監督の政治スリラー/終末スリラー。
ビグローは『ハート・ロッカー』(イラク戦争の爆弾処理兵の映画)や『ゼロ・ダーク・サーティ』(ビンラディン追跡作戦の映画)で現実の安全保障と政治のギリギリを描いてきた。
今回は2017年公開の『デトロイト』以来の長編復帰作になる。

配信はNetflix(世界同時配信は2025年10月24日)。一部では同月に劇場公開もしてる。


【あらすじ】
物語はある深夜、アメリカ本土に向けて「発射元不明の核搭載ミサイルが飛来中」という警報が入る。
標的はシカゴ周辺と推定され、着弾まで残りは20分を切っている。
誰が撃ったのか分からない、でももし本物なら都市ごと消し飛ぶ規模。
ここから先の「たった20分間」に、アメリカという国と、そのトップにいる人間たちがどんな判断を迫られるかが描かれる。


恐ろしく緊迫感のある映画でした。
ちょっと観終わって身体が硬くなってたことに気づいたくらい。


物語はミサイル発射が判明して、米国に着弾するまでの20分間。
米国は報復のために核のボタンを押すのか?
その決断に向けた20分間が色々な立場の人間の視点から繰り返し描かれます。


大統領
国防長官
危機対応の情報将校
国家安全保障副官
アメリカ戦略軍将軍
etc、etc

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ドラマはある。
しかしストーリーはない。
結末?
果たしてこれを結末と言って良いのか…


高市政権になって安全保障のリアリズムみたいなことが言われるようになってるけど、ある意味そのリアリズムの究極が描かれているとも言えるのかな。
いやここまで言っちゃうとリアリズムもクソもないかw。


個人的にはジャレド・ハリスが演じる国防長官の物語が割と好きでしたね。
その決断がどうかってのあるけど、父親としてはね…。


間違いなく観るに対する映画。
肩凝るけどね。


#映画感想文
#a_house_of_dynamite
#Netflix