鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

絵がいいんだよな〜:ドラマ評「匿名の恋人たち」

日韓共同で制作されたドラマ。
小栗旬のラブロマンスとか、今更見るのもどうかなとは思ったんですけど、日韓共同ということもあったんで、試しに一話を見てみました。
で、そのままなんとなく全話見た感じですねw。

f:id:aso4045:20251024113658j:image
(ChatGPT)
概要
• 作品:Netflixシリーズ『匿名の恋人たち』(全8話/2025年10月16日 世界同時配信)。“人の目を見られない天才ショコラティエ”と“人に触れられない製菓メーカー御曹司”のロマンス。原作は仏映画『Les Émotifs anonymes(邦題:匿名レンアイ相談所)』。
• 制作体制:日韓共同プロジェクト。監督は月川翔。制作はYONG FILM/YONGFILM JAPAN(制作協力:RIKI PROJECT)、Netflix製作。釜山国際映画祭“オンスクリーン部門”にも正式招待。
• 脚本ほか主要スタッフ:脚本キム・ジヒョン(脚本協力:岡田惠和)、撮影山田康介、編集ヤン・ジンモ(『パラサイト 半地下の家族』)、音楽ダルパラン、プロダクションデザインイ・ハジュン。主題歌はKIM CHAEWON(LE SSERAFIM)「告白」。
• 出演:小栗旬、ハン・ヒョジュ、中村ゆり、赤西仁 ほか。

あらすじ
老舗ショコラトリーの立て直しに挑む御曹司・藤原壮亮は、“人に触れられない”という秘密を抱えている。一方、卓越した技を持ちながら“人の目を見られない”ショコラティエのハナは、匿名のかたちで店に関わることに。ぎこちない二人は、毎日の仕込みや試作を通じて少しずつ呼吸を合わせていくが、店の再建、周囲の視線、そして過去の傷が静かに行く手を試す——。

 


物語としては大きな二つの軸があって、一つは主人公二人や登場人物たちは何らかの事情があって社会とうまく折り合えない、そういう設定になっています。
彼らがどういうふうにしていくかっていうのが一つの柱。
もう一つはもちろん主人公二人、まあそれと主人公の友人っていうのも入るんですけれども(韓国ドラマのパターンやねw)、この2人の恋愛模様っていうのがあります。


正直言って、この恋愛パートがかなり薄いっていうか、浅いんだけど、メインがそっちなので全体として浅い感じになりますw。
一方でこの社会とうまくいけない人たちを描くっていう点は、これは結構丁寧にやっていて、例えば,ヒロインが無理やり職場の仲間にカラオケに誘われるみたいなところでの表現なんていうのはなかなかバランスのいい感じになったと思います。
個人的に言うと恋愛ドラマよりもそっちの方に重点を置いた展開にしたらよかったのになぁというのが正直なところです。
何かきっかけがあって、そういう障害が解消されるみたいな展開にならないところも結構望ましいんですよね。
ラストの逆転シーンなんかでも、主人公を含め各話で登場した人物たちが抱えていた不具合に寄り添った対応が最後に逆転につながるっていうのも悪くないと思います。
それに比べると恋愛物語の、「いや実は最初から〜」みたいな展開もはちょっとどうかなって感じですわ。
昔の少女漫画かよ!
みたいなw。


物語の方がそうなのに最後まで見ちゃったのは、「ものすごく絵がいい」からですね。
カメラとか構図とかすごく良い。
色彩とかもいい感じです。
ここら辺はやっぱり時間をかけてゆっくり撮っているっていうのがあるんだろうなぁ。
どうしても日本のテレビドラマの場合、時間がない中で撮るので、絵面が平面的な感じになっちゃうんですよね。
それに比べて奥行きのある絵がしっかりと作られているのが見てて気持ちいい。
絵や構図の力で見ちゃったっていうところは少なからずあるかなと思います。


あと途中、設定上、小栗旬の上半身の裸っていうのが何回か出てくるんですけれども、なんかこれがサービスショットっていうよりはネタになっているのもちょっと面白かったですね。
小栗旬、「山本耕史」枠になってきたなぁ、とw。
赤西仁は色気垂れ流しだったけど。

f:id:aso4045:20251024113838p:image


まあオススメかどうかと言うと、
「興味があったらどうですか」っていうくらいなんですけど、僕は意外に悪くなかったです。


シーズン2あるかなぁ。
なかなか魅力的な引きでしたけどねぇ。
あったら見るかもしれません。


#ドラマ感想文
#匿名の恋人たち
#小栗旬
#赤西仁
#ハンヒョジュ
#中村ゆり