鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

レトロなロボットを動かしたかったって映画かなw:映画評「エレクトリック・ステイト」

Netflixを開けたら、いきなりオススメで飛び込んで来たんで、そのまま視聴。
ルッソ兄弟監督、ミリー・ボビー・ブラウン、クリス・プラット主演ってのは豪華な座組。
…でもまあ、フツウに面白い映画って感じかなぁ。
劇場公開だとしたら、ちょっと物足りないかも。

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(Grok3)
概要
Netflix映画「エレクトリック・ステイト」(原題:The Electric State)は、スウェーデンの作家シモン・ストーレンハーグの同名グラフィックノベルを原作としたSFアドベンチャー映画です。監督は「アベンジャーズ/エンドゲーム」で知られるアンソニー&ジョー・ルッソ兄弟が務め、脚本はクリストファー・マルクスとスティーヴン・マクフィーリーが担当。主演にはミリー・ボビー・ブラウンとクリス・プラットを迎え、キー・ホイ・クァン、スタンリー・トゥッチ、ジャンカルロ・エスポジートら豪華キャストが脇を固めています。映画は2025年3月14日よりNetflixで世界独占配信されています。舞台はロボットと人間が共存するレトロフューチャーな1990年代のアメリカで、視覚的に独特な世界観と感動的なストーリーが特徴です。


あらすじ
物語の舞台は、現実とは異なる歴史をたどった1990年代のアメリカ。かつて自律型ロボットが人類に反旗を翻し、反乱が鎮圧された後、ロボットたちは「エレクトリック・ステイト」と呼ばれる塀に囲まれた追放地に隔離されています。社会では人間が制御可能なロボットだけが活動を許され、人類とテクノロジーの関係は複雑で希薄なものとなっています。


主人公のミシェル(ミリー・ボビー・ブラウン)は、両親を亡くした孤児の少女。ある日、彼女のもとに黄色いロボット「コスモ」が現れ、失踪して死んだと思っていた弟クリストファーが生きている可能性を示唆します。弟を探すため、ミシェルはコスモと共に旅に出ます。道中で怪しげな密輸業者キーツ(クリス・プラット)と彼の相棒ロボット・ハーマンに出会い、4人は力を合わせてアメリカ南西部を横断する冒険を繰り広げます。


旅の中で、ミシェルたちは荒廃した世界の裏に隠された真実や、ロボットと人間の関係性、そして弟の失踪にまつわる秘密に迫っていきます。このロードムービーは、風変わりな仲間たちとの絆や、失われた家族を取り戻そうとする少女の決意を描きながら、テクノロジーと人間性の交錯をテーマにした壮大な物語となっています。

 


レトロフューチャーな世界観の中で、レトロな雰囲気のロボットたちをわちゃわちゃと動かすっていうのが1番の見所って映画ですかね。
それは楽しむことができます。
クリス・プラットとの相棒のロボットとのやりとりもなかなか楽しいです。
バリエーション豊かなロボットたちも良い感じですしね。


ただまぁ話の本はどうですかね?
こっちまでレトロにしなくてもよかったんじゃないの?w
主人公の弟の扱いなんか
多分こうだろうなぁ
って言うまんまのオチだったし。
「現実に帰ろう」
って言う最後の演説も今的にはどうなのかなぁって言う気がしなくもありません。
辛い事はあるんだけど、努力すれば何とか事態を切り拓いていくことができる。
個人の信条としては、それはあり得ると思うだけど、それを他人にまで押し付けると「能力主義」の罠にはまってしまうと言うのは、アメリカのリベラルが今陥っている落とし穴でもあって…。
そのことを考えるぞロボットたちの安息の地が破壊される経緯なんかちょっと複雑な印象を持ってしまいます。


主人公たち兄弟も、敵役のほうも結構、家庭的には恵まれてないところがあります。
そういう設定から組み上げていったら、もうちょっと違う展開もありえたかもしれないと思いますし、メタバース的世界の扱いなんかも肯定的な扱い方もあり得たんじゃないかなんて。
話のほうはそういう方向でアップデートしてもよかったような気がするんですけどね。
エンタメとしては複雑になり過ぎるかw。


お金も掛かってるし、気楽に観るにはいい映画じゃないですかね。
それ以上でもそれ以下でもないけどw。


#映画感想文
#エレクトリックステイト
#Netflix