鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

ゆる〜い雰囲気がいい。記憶に残らんけどw:読書録「地平線の相談」

・地平線の相談
著者:細野晴臣星野源
出版:文藝春秋

地平線の相談

地平線の相談


「逃げ恥」ロスから星野源の本に手を出して、そっから次々とハマっております。
…と言うほど熱心には読んでないんですけどね。寝る前にパラパラと一章か二章を読むくらいで、半月以上かけて読み終えました。


星野源はエッセイは結構「小賢しい」wトコがあるんですが、この対談は、実にゆる〜く、いい雰囲気でぐだぐだ喋ってる感じです。
元々は「星野源が『人生の師』である細野晴臣に人生相談する」と言う設定のようなんですが、なんか別にどーでもいいようなことをダベってる感じが満載ですw。
その雰囲気に浸って読んで、振り返ると、ほとんど何が話題になってたんだか覚えてないと言う…w。
ま、「それでOK」って本ではあります。


細野氏があとがきでも取り上げてるけど、星野源が対談中にコメントした
「今、軸は、年代じゃなくてそれぞれの個人にあると思う…」
これがポイントですかね。
だからこそ、本書も「人生の先輩が、後輩に教え諭す」みたいな雰囲気にならず(細野晴臣がそーゆーキャラじゃないってのあるけど)、リスペクトはありながらも対等に語り合ってる感じが出てるのがいんだよな〜。
「年代じゃなくて個人」
って言うのは、なかなか「大人のフリができない」ってことでもあってw、個人的にはちょいと悩ましくはあるんですがね。
50超えて、まだガキみたいなこと言っとるからな〜、我ながらw。


まあでもそう言うのも悪くないかもよ。
…と思わせてくれる対談集ではあります。