鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

すっかり人気者ですねぇ:読書録「いのちの車窓から 1」

・いのちの車窓から 1
著者:星野源
出版:KADOKAWA

いのちの車窓から

いのちの車窓から


ようやく「逃げ恥」ロスからも解放されw、最近はYouTube漁りもひと段落しております。
で、星野源の最新エッセイ。
確か「伊丹十三賞」を受賞したんじゃなかったでしたっけ?(本書ってわけじゃ、もちろんありませんが)
「『伊丹十三賞』も流行りに乗っかってんのかなぁ」
と思わなくはないですが、多芸だった「伊丹十三」にどこか重なるところがなくはないかな?
ま、受賞した本人が一番恐縮してるんじゃないかと思いますがw。


「逃げ恥」前から「ミュージシャン」としての「星野源」は知ってましたが、「文章家」としての作品を読み始めたのは「逃げ恥」以降。
一作目(「そして生活は続く」)を興味本位で読んで、その達者さに驚き、二作目・細野晴臣との対談んと、立て続けに読んじゃいました。
三作目の本書は、「病後」に書かれたエッセイになりますね。
二作目がなんとなく「小賢しい」w感じもあったのに比べて、本作は力の抜けたいい感じになっています。いや、ホントまた一歩、進歩した感じです。


で、収められたエッセイが連載されてた時期(「ダ・ヴィンチ」に連載されてたようです)は「逃げ恥」収録にも重なっています。
収録前のエッセイに「古田新太」が登場するんですが、収録中のエピソードを収めた「新垣結衣という人」という一文もあります。


<そんな中で彼女は、仕事場での誠実さを見つけ、さらに並大抵の俳優がたどり着くことができない「普通」というものを自分の力で手に入れたのだ。
(中略)
あなたは本当に素敵な、普通の女の子である。>


そうなんだよなぁ。
その感じが、あのドラマは本当によく出てるんだよねぇ。
ああ、久しぶりに「みくり」に会いたくなって…。


…いかん。
また「逃げ恥」ロスが…。