鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

小賢しい、壮絶…基本は下品w:読書録「蘇える変態」

・蘇える変態
著者:星野源
出版:マガジンハウス

蘇える変態

蘇える変態


「そして生活はつづく」に比べると、ちょっと小賢しい(w)書きっぷりになっていると言うか、「サブカル」臭が強くなってると言うか。(「サブカル」と言うポジショニングが既に意味をなしてないのは、星野源の指摘通りだけど)
まあ、面白いんですけどね、相変わらず。


いろいろ忙しくなって、その分、下らなさの深掘りが前作に比べるとチョット甘くなってるのかな?
忙しくなってるから、音楽作りの具体的なところへ踏み込んだ記述もあって、そう言うところの楽しみはあるんですけどね。
でもこれだけ仕事していると確かに時間はないだろうなぁ…


と読み進めると、くも膜下出血
一度退院後の、脳動脈瘤再発、再手術!


その痛々しく、バカっぽく、壮絶な闘病生活とその復帰までが本書ではカバーされてます。
一貫して流れるのは、エロと下品だったりするところが、「星野源」ですがw。


この連載が女性向け雑誌「GINZA」にされてたってのがいちばんの驚きかなぁ。
「OLIVE」の流れを受ける雑誌だから、それなりの土壌はあったのかもしれませんが、それにしてもここまで品がなくてもいいものか…
と思ったら、単行本にするときに加筆したようですな(あとがき)。
そりゃそうかw。