鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

ショートムービー(動画)がどこまで流行るかは「?」ですが:「TikTok最強のSNSは中国から生まれる」

・TikTok  最強のSNSは中国から生まれる
著者:黄未来

出版:ダイヤモンド社

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日本育ちで、元・三井物産社員、現在はバイドダンス(TikTokの運営会社)に勤めてる作者の「TikTok」紹介本。

…と言っても、バイドダンスに勤めたのは本書を書き上げた後のようですがね。

 


本書自体は「TikTok」の<使い方>みたいな本じゃなくて、動画SNSがどういう風に中国で広がってきたか、そのマネタイズはどうなっているか、その中でTikTokがどういう戦略で支持を広げてきたか(TikTokは後発組です)…について説明されています。

 


TikTokのアカウントは前に作ってたんですが、

「なんか、若い連中が踊ってんの見ててもなぁ」

と、その後放置してましたw。

ただ本書を読んでも、

「う〜ん、動画ってそんなに面白いかなぁ」

とピンと来なかったんで、ちょっと自分でもやってみることにしました。

 


何本かショートムービーを作ってみて(踊ってませんよw)、

「ああ、なるほどね」

って感じにはなってます。

 


①ショートムービーを作るUIがすごく良くできている

②使っているとレコメン機能がワークするようになって、(ダンスだけじゃなくて)いろいろなショートムービーが流れてくるようになる

③ムービーを作るハードルがすごく低い

(音楽を選んで、それを流しながら、ダンスしたり、口パクしたりを録画…でソコソコの物ができる。

僕がやってみたのは、写真を複数選んで音楽つけるというムービー。実にスムーズでした)

 


若者が「踊りたくなる」気持ちは分かるなぁ。

いや、踊んないけどさw。

 


正直、中国と同じようにTikTok(ショートムービー)が流行るかどうかは「?」ではあります。

作者は日本の芸能事務所の独特性をあげてますが、(それもあるにせよ)僕自身は「高齢化」が気になります。

若けりゃコレは楽しい。

でも歳とって、バンバン動画を上げるってのは、ちょっと今の日本の高齢層(僕も含め)に向くかどうか…。

そうなると「#キャンペーン」とかも盛り上がっても、お金にはつながりませんからね。

日本の場合、お金持ってるのは「大人(高齢層)」が圧倒的ですから。

 


しかしまあ、見はじめると次から次へ見ちゃうのは確かです。

この中毒性が怖くて、まだ子供達にはアプリのDLを許可していないくらい。

でもYouTubeをダラダラ見てるよりはマシかって気分もあるんですけどね。

 

 

<ミニプログラムのプラットフォームの開発には莫大な資金力と高度な技術力が必要となるため、日本企業が実現させるハードルは極めて高いように思われます。>

 


サラッとこんなこと書かれてますがw、まあ否定はできませんなぁ。

ここら辺の感覚をチャンと日本人が持たなきゃいけないんだけど、なんか今ひとつなんだよねぇ〜。

(某大学の特任准教授さんの発言とかw)