鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

むちゃくちゃ面白いやん:映画評「新感染」

事前に評判は聞いてたんですけどね。面白いって。

でもなんとなく韓国映画って、個人的にはちょっと敬遠しがちなところがあるんですよ。

別に政治的なスタンスはないんですけど。「アジョシ」とか、無茶苦茶好きな映画もあるし。

ちょっと、サービス満点過ぎってところがあるかな。あくまで好みの問題ですが。

本作も「サービス満点」ではあるんですが、しかし、これは文句なく面白かったです。

 

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「新感染 ファイナル・エクスプレス」

 

いけすかない主人公

可愛くない生意気なガキ

粗野でちょっと乱暴的な男

キツめでわがままっぽい女

 

主要な登場人物たちはちょっと感情移入がしにくいキャラクター設定なっています。

それが物語が進んでいくにつれて、どんどんこっちの気持ちが入ってきて…

いやぁ、何度も心揺さぶられ、マジ、ラストに泣かされました。

 

ジャンルとしちゃぁゾンビ映画なんですが、そういう意味での怖さみたいなものはあまり感じませんでしたね。

むしろ人間の方がよっぽど恐ろしい。(まぁ、これはゾンビ映画の1面ではありますけど)

 

感染が「北」からって言うところは、そーゆー政治的な隠喩もあるのかもしれませんが、そんなこと考えずにがっつりエンターテイメントとして楽しめばいい映画だと思います。

 

ハリウッドでリメイクと言う話もあるようですが、それもうなずける話。

最近の日本映画だと「アイ・アム・ア・ヒーロー」を思い出させますが、悔しいけどこっちの方が1枚上手でした。

 

娘がいる父親は、見る前にハンカチのご用意を。