・隠居すごろく
著者:西條奈加 ナレーター:徳石勝大
出版:角川文庫(audible版)

以前、母に頼まれて文庫本を購入した作品。
僕は読んでなかったんですが、audibleにアップされてるのを見つけて聴いてみる気になりました。
思ってたより面白かったです。
(ChatGPT)
『隠居すごろく』は、直木賞作家・西條奈加さんの“江戸人情もの”の時代小説で、老舗糸問屋の元主人が「隠居=上がり」のはずだった人生を、孫にかき回されながら“第二のすごろく”としてもう一回転がしていく話です。
あらすじ
巣鴨で六代続く糸問屋の主人だった徳兵衛は、還暦を機に身代を譲り、念願の隠居生活へ。人生がすごろくなら「上がり」のはず——ところが、隠居家にやって来た八歳の孫 千代太が、徳兵衛の静かな余生の予定を次々ひっくり返します。
千代太は優しいけれど一直線。犬猫を拾ってきたり、困っている子どもたちを連れてきたりして、隠居家はいつの間にか人(と厄介事)でいっぱいに。商売一筋で趣味もなく、人付き合いも得意じゃなかった徳兵衛は、あたふたしながらも、千代太や周囲の人たちに引っぱられて、“第二の人生”の手触りを取り戻していきます。

基本的に「時代小説」って、「大人(しかもシニア)のラノベ」と思ってるんですよ。
気楽に読めるエンタメ本ってコトで、まあ本書のその範疇。
…なんだけど、それにしては一歩踏み込んだ感もあります。
隠居はしてみたものの、趣味もなくて身を持て余している主人公が孫の「暴走」に振り回されて…って前半のドタバタコメディっぷりから、徐々にその中に自分の「やりがい」を見出し、思いもしなかった人々とのつながりから新しい「事業」に乗り出し、その一方で省みることのなかった家族との関係を見直す
「経世済民」なんて言葉が飛び出すあたりもナカナカの展開です。
まあ「話がうまく転がりすぎ」っちゃあその通りなんですがw、何もかもが思うがま…といかない匙加減も感心させられます。
ここら辺の塩梅は「好み」もあるでしょうがね。
もっとも個人的にはこんな胃が痛くなるような「隠居生活」は勘弁して欲しいですけどw。
徳兵衛にとっては「商売」こそが生き甲斐であったってことなんでしょうが、僕はそうもいかない。
じゃあ「何をするつもりなんだ」と言われると、唸らざるを得ないってのもあるんですけど。
ここら辺、いまの自分にとっての最大の課題かもしれませんな。
毎日縁側でゴロゴロ…
できるような気もするし、我慢できないような気もするしw。
ところで、この作品、「続編」が出版されてるんですね。
この余韻のあるラストがあって、どういう続きを仕立てているのやら。
読みたいような、読みたくないような。
今のところaudibleにはなってないようなので、なったら聴くってところですかねぇ。
我慢しきれずに読んじゃうかもしれないけどw。
#読書感想文
#隠居すごろく
#西條奈加
#audible