・竜の医師団1
著者:庵野ゆき
出版:創元推理文庫(Kindle版)
ちょっと風邪っぽさが続いてて、考えるような本は読めないなぁと思ってる時にKindle Unlimitedで見つけた作品。
ちょっとラノベ寄りで、気楽に読み流せるかなぁ、と。
うん。
気楽に読めました。
でもって、予想以上に作者の想像力/創造力に引き込まれました。
数千年生きてて、山のような竜!
かつてその皮膚の下にできた森に人が住んでたくらいってんだから。
「竜」はファンタジーの王道キャラでしょうが、こんなのははじめてでした。
<概要>
『竜の医師団』は、庵野ゆきさんによる異世界青春医療ファンタジー小説です。この作品は第4回創元ファンタジイ新人賞優秀賞を受賞した著者が手掛けており、竜の医師を志す少年たちの物語が描かれています。
物語の舞台は、竜が世界を創り出したとされる異世界です。竜たちは空を飛び、海を泳ぎ、地上を歩くことで気象や海流を生み出し、豊穣をもたらす存在とされています。しかし、竜が病気になると、その巨大な体と力が災害を引き起こす危険性があります。そんな竜たちの病を治療するのが「竜の医師団」です。彼らは各診療科目から成る専門家集団であり、命がけで竜の健康を守っています。
主人公のリョウは、極北の国カランバスで虐げられているヤポネ人の少年です。憲兵から逃れるため、竜の医師団の本拠地「竜ノ巣」を目指す途中、上流階級出身の少年レオニートと出会います。二人は協力して医師団への入団を目指し、巨大な竜ディドウスとの試験に挑むことになります。
(ChatGPTサーチ)
自然災害のような存在の「竜」ですが、人間と意思疎通が出来ないわけではなく、漠然とではあるけど分かり合えるところがあります。
その関係性は「互助的」
…と思われてたんだけど、実は…ってあたりが1巻のネタのとこですかね。
そこに主人公たちの出自が絡んできます。
このキャラ設定もなかなかよくできています。
おいおい、どうなるんだよ
ってとこで1巻は終了。
2巻はアンリミテッドになってないんですけど、う〜ん、これは早晩読まなきゃいけないかなぁ。
主人公たちがそれぞれ持っている特徴(その特徴が主人公たちを「孤独」にもしています)を生かしながら、竜の医師として成長していく姿を見るのも楽しみですが、竜に乗って外の世界に飛び出して行くところを見たいような気もします。
空飛ぶ竜の医師団
止まって、世界を駆け巡るとかね。
まぁ、それは勝手な妄想。
続きを楽しませてもらいましょう。
#読書感想文
#竜の医師団
#庵野ゆき