鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

「舞台」じゃないんだ。「コンサート」だ!:映画評「アメリカン・ユートピア」

トーキング・ヘッズの「ストップ・メーキング・センス」を観たのは、吉祥寺のミニシアターだったか、ビデオの方が先だったか。

何となく背伸びしなきゃいけないような気がしてたトーキング・ヘッズのライブが、面白くって、ポップで、カッコいいことに気付かされました。

 


で、ディヴィッド・バーンの「アメリカン・ユートピア」。

ブロードウェイでのショーをスパイク・リーがフィルムに収めています。

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予告編とかを見て、「ブロードウェイ・ショー」ということもあって、てっきり僕はコレを「舞台」だと思ってたんですよね。

音楽は録音か何かで、それに合わせて舞台の上でパフォーマンスをしている…みたいな。

 


でもコレ、「コンサート」なんです。

グレイのスーツを着て、裸足で舞台で踊り、楽器を演奏する彼らが音楽をソコで奏でている。

ケーブルを外し、楽器を身につけ、自由に動き回る彼らが「バンド」であるということ。

一番の驚きと興奮はソコでした。

(エレキはワイアレス・アンプでしょうね。パーカッションとかはマイクなのかな?身体につけてるのかしらん)

 


ライブとしてのテーマはあって、移民であり、リベラルであるデイヴィット・バーンが、BLMや移民政策なんかにも言及しつつ、政治への参画(投票すること)を訴えています。

それはそれで訴えてくるものがあるんですが、それを除いても、ライブ・パフォーマンスとしての素晴らしさがあります。

面白くて、ポップで、カッコイイ。

「ストップ・メーキング・センス」よりも、もっともっとシンプルなライブだけど、やっぱり「最高!」

上がったなぁ。

ディヴィッド・バーンは相変わらずディヴィッド・バーンだったしね!

 


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