鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

主人公たちの<泣き>がいいw:映画評「EXIT」

昨年度、韓国で最大ヒットした作品かな?

宇多丸さんの評を聞いて、面白そうだったのでレンタルしました。

うん、面白かったです。

f:id:aso4045:20200608114853j:image

 

 

コメディ&デザスタームービって感じですかね。

テロで有毒ガスが蔓延するビル街から脱出を図る男女二人を追いかけています。

 


古希の祝いで集まった親族を脱出させ、

閉じ込められた学習塾の生徒たちを脱出させ、

…と、自分たち以外の被害者を優先して脱出させる自己犠牲的ヒーロー

 


…なんですが、まあ情けなく「泣く」んですよね、この二人。

「助かりたい!」

って。

でも最後には自分たち以外の人間を優先して脱出させ、自分たちは必死で有毒ガスから逃げる。

このバランスが面白くって、ついつい感情移入してしまう構図となっています。

脚本もよくできてますしね〜。

 


個人的には終盤の「盛り上がり」のところは<もう一押し>あっても良かったかな?って気はします。

でもラストの抑えた締めは好き。

トータルでは「ものすごく楽しめる映画」でした。

 


こんなベタなコメディノリでもしっかり質の高いエンタメに作り上げてくる韓国映画。

やるな〜。