・今夜、すべてのバーで
著者:中島らも
出版:講談社文庫(audible版)

audibleにアップされたので再読。
前はいつ読んだかな〜。
91年に単行本が出てるから、そのときかも。
記憶は相当薄れてますが、良い作品だった印象は残ってます。
(Amazon)
どうしても酒を飲まずにはいられない人生について。
「この調子で飲み続けたら、 死にますよ、 あなた」
それでも酒を断てず、緊急入院するはめになる小島容。
ユニークな患者たちとの会話や担当医師との対話、ときおり訪れる、シラフで現実と対峙する憂鬱、親友の妹が繰り出す激励の往復パンチー-
「飲む人間は、どっちかが欠けてるんですよ。自分か、自分が向かい合ってる世界か」
劇作家、ミュージシャン、 放送作家、 ラジオパーソナリティ、 小説家・・・・・・
尼崎に生まれ、独創的なユーモアで幅広く活躍した中島らも。
実体験をベースに、生と死のはざまで揺らぐ人々を描き、吉川英治文学新人賞に輝いた著者の代表作が新装版になって再登場!
没後20年を経ていまなお読者の心をつかんで離さない、すべての酒飲みにささげるアル中小説のロングセラー。
作中では主人公は色々あって酒をやめたシーンで終わるんですけど、リアル中島らもはまたアルコールを飲むようになって、52歳で酔って階段から落ちて死亡。
躁うつ病なんかもあって、なかなか大変な晩年だったようですけど、35歳で死ぬと思ってたのが50過ぎまで生きたってのは、この本を書く経緯があってのこと…なんでしょうか?
今読むと、まあ「カッコつけすぎじゃないかなぁ」と思ったりもします。
なんかラストの展開(霊安室からバー)も、感動的なんだけど、出来過ぎって感じも。
それが昔読んだ時は良かったんでしょうけどね。
読み返して、「良い作品」とは相変わらず思うんですけど、距離感は感じるようになったな〜ってトコです。
多分、単行本を読んだ頃って、毎日のように飲みに出てたと思うんですよ。
今は平均して週一飲むかなってくらい。
そこに至るまでは僕も色々あって、アルコールとの付き合い方も随分と変わって来ました。
そのことがこの作品との距離感にもつながってるんでしょうね。
昔読んだ人は再読しても良いかな。
新しく読者を呼び込めるかどうかは…
う〜ん、どうだろ?
ちょっと時代感が違っちゃってるかも。
まあそれは今の人が自分で考えてくれりゃ良いんだけどさw。
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