なんか題名がB級映画っぽいんですが、なかなかの大作。
評判も上々です。
実際、僕も楽しく観ることが出来ました。
元・盗賊のエドガン(クリス・パイン)は、亡き妻を復活させるために仲間たちと魔法の宝を盗もうとするが、失敗し、投獄される。
相棒(ミッシェル・ロドリゲス)と脱獄し、残してきた娘の元に帰ってみると、娘はかつての仲間であったペテン師フォージ(ヒュー・グラント)に養育されており、フォージはかつて彼らを嵌めた魔女の力を借りて領主に成り上がっていた。
フォージの裏切りを知ったエドガンたちだが、捕えられ、殺されそうになる。
なんとか脱出したエドガンは、娘を取り返すため、仲間を募って、フォージの野望を暴こうとする…
みたいな展開。
この仲間集めと秘密の探索の冒険があって、最後にダンジョンでの戦いとなります。
盛りだくさん…だけど手際の良い脚本で、ほどほどのユーモアも交えつつ、コメディ要素の詰まったファンタジー冒険譚に仕上がっています。
加えてキャラの扱いがいいんですよね。
主人公からして、吟遊詩人で元・盗賊。腕っぷしの方はさほどでもなく(武器はリュートですし)、作戦立案がメインというキャラ。
他のキャラもどっかズレてるところがあって、その凸凹ぶりが実に楽しい雰囲気を醸し出してくれます。
(まあ、ミッシェル・ロドリゲスあたりは、
「また、こんな役?」
って感じもあるんだけど、彼女以外思いつかないってのも事実なんだよな)
そして最高なのは我らが「ヒュー・グラント」。
実に実に楽しそうに「悪役」を演じています。
エドガンの娘を養育しているあたり、
「実はいい人?」
という懸念(w)を抱かせつつ、最後はやっぱり「心底からのクズ」っぷりを見せてくれます。
最低。
…なんだけど、なんか憎めない。
ヒュー・グラントにしか演レませんな、こんなキャラw。
観たからって得るものは全くありません。
でも楽しめますから。
そういうのもアリじゃない?
時間があってやることがないなら、オススメです。
ん?
そういや、何が「誇り」だったんだっけ?
#映画感想文
#ダンジョンアンドドラゴンズアウトローたちの誇り