イ・ビョンホン、カン・ドンウォン、キム・ウビンの韓国3大スターの激突!
…って、僕はイ・ビョンホンしか知らないんですけどw。
MASTER/マスター
でもそのお陰で逆にキャラクターに色を着けずに見ることが出来て楽しめたってのはあるかもです。
キム・ウビンの役なんて、最初は「端役」イメージでしたからw。
140分の長丁場ですが、面白かったですよ。
実質的に二部構成になってて、それが興味を途切れさせなかった、って言うのはあると思います。
騙し合いとアクションが程よくミクスチュアされてるのも要因の一つ。
「韓国映画、相変わらず、やるね」
って感じです。
個人的にちょっと残念だったのは「イ・ビョンホン」のキャラクター。
いや、熱演なのは間違いないんですが、「詐欺師」としての卑屈さと、暴走する凶悪な「悪漢」の迫力とが、ひとりのキャラクターに収まりきってないって印象が最後まであったんですよね。
それぞれを演じる際のイ・ビョンホンの演技力は大したものなんですが、それだけに違和感も大きくなると言う…。
狙いとしては二面性の同居にあるってのは分かるんですけどw。
そういう意味ではエンドクレジット後の「コント」が僕は面白かったです(作品のイメージに合わないという意見も分かりますよ)。
ココでのイ・ビョンホンの、「卑屈なんだけど、懲りない奴」ってキャラ。
僕は好きですね。
最後にコレを持ってきたってのは、監督もそう思ってるのかも。
「じゃあ、それを本編で」
…なんですが、そうするとキム・ウビンのキャラと被っちゃうってとこもあるんですよね。
派手なアクションもそぐわなくなるし。
難しいところです。
面白かった。
でもちょっと…
ってのが僕の正直な感想です。