・移動都市
著者:フィリップ・リーヴ 訳:安野玲
出版:創元SF文庫(Kindle版)
ピーター・ジャクソンが脚本・製作する…と言う情報を読んで、勢いで購入。
(最初は「監督」もすると思い込んでたんですがw)
この表紙はちょっとインパクトにかけますかねぇ。
映画のポスターはこんな感じ。
こっちの方が「らしい」かな。
こう言ってはなんですが、予想以上に楽しませてもらいました。
「移動する都市って、なんか<ハウル>みたいやな」
と思ったんですが、読んでみたら、それ以上に「宮崎アニメ」風。
少年少女が、スチームパンク的世界観を、空を陸を海を走り回るって展開です。
ネジが外れたような、でも魅力的な大人たちがシッカリ脇を固めてますしね。
さてコレをどう映画化するのか?
予告編はコレ。
原作がチョット弱いのは視点が二つに分かれてしまって、それがドライブ感を損なうトコかなぁと思うんですが(その二つが終盤に合流する流れは、それはそれで面白いんですが)、そこら辺に手を入れても良いんじゃないかなぁ。
ただそれだと改変しすぎで、「ロード・オブ・ザ・リング」で原作へのリスペクトを見せたピーター・ジャクソンらしくはないかも。
ま、何にせよ、世界観・ギミック等はジャクソンっぽいのは確か。
ちょっと楽しみになりました。