鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

85と70のジジイの話を54のオッサンが楽しむ:読書録「フリースタイル42」

なんかのブログを読んでて、こんなインタビューが出てるのを知ったんですよね。

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筒井康隆インタビュー interviewed by 矢作俊彦

 

4月に発売された雑誌なんで少し前の記事ですが、Amazonで入手出来たので読んでみました。

 

<筒井氏からの提案で今回は特にテーマを決めずにお二人に様々な話をしてもらいました>

 

という編集後記の通り、割とあっちこっちに行く感じの対談。

ま、基本的には「昔話」ですがねw。

去りゆく「雑誌文化」を惜しみつつ、過去のあれやこれやを振り返り…

って15も違ってて、よく話が合うなぁと思ったんですが、どうも「SF同人誌」がらみで大昔から付き合いがあるようなんですな、お二人には。

まあ、高校時代、大江健三郎の講演会に出て、

<「関係代名詞って日本語にないのに大江さんはなんであんなに関係代名詞を多用するんですか」(中略)「でもおかげさまでぼくはあなたの小説に朱を入れながら読んでるもんだから文章はどんどんうまくなります」>

と言ってのけたらしいですからね、矢作俊彦は(本人談)。

どんだけマセてるねんw。

(そこで恨みを買って文学賞受賞を阻まれた…ってのも、本人談)

 

54歳の僕はすごく楽しく読ませてもらいました。

基本的には「いやはや、着いて行けませんわ」と感じながらですが。

でも読み終えて、なんか二人の作品をまた読んでみたくなりましたね。

…って、矢作さんの作品は何作は積ん読になってんなw。

 

しかし「フリースタイル」。

変な雑誌やなぁ。

一昔前のサブカル残党の最後の砦?

他の記事も面白そうなんで、パラパラ読ませてもらおうと思います。

次の号は「6月20日頃発売」…らしいけど、多分まだ出てないw。

そこら辺の塩梅も、結構好き。