・妻のトリセツ
編著:黒川伊保子
出版:講談社+α新書
「なぜ妻は、夫のやることなすこと気に食わないのか」に続いて、またもや。
http://aso4045.hatenablog.com/entry/2018/10/05/205156
なんか、こういうのを手に取っちゃう時点で、そこはかとなく「敗北感」が…。
イヤイヤ、単身赴任を解消して、一緒の時間が長くなったことを考えますと、好き勝手やってた自分を矯正しませんと、ね。
個人的には「男性脳/女性脳」ってのは、実はあんまり好きじゃないんです。
なんか、「男性らしさ/女性らしさ」に科学的風味をつけただけ…って感じもするじゃないですかw。
もちろん、「生物」としての性差ってのはありますから、生物学的な差異ってのはあるのは間違いないんですが(子供は産めませんので)、それと「社会的制度的」なところから生まれた差異を区分けするのって、結構難しい。
だから安易にこういう「決めつけ」に乗っかるのは…とは思ってます。
とはいえ、それは思想的スタンスの取り方。
「今現在どうするか」って対処療法的なことを考える上においては、こういう区分けが役に立つのは分かりますし、社会的制度的に「優位」に立っている男性に対しては、こんな感じでショックを与えるのも必要なのかもなぁ、とかも思ったりもします。
ま、ショック受けましたのでw。
(基本的な方向性は「なぜ妻は~」と大きく変わらないんですが、作者が女性だけに、「女性目線」での見方ってのが、結構刺激的(=理解不能)だったりします。
とにかく必要なのは「共感」ってのは分かりましたが)
正直言って、「男性」「女性」と一括りにするのも、どうかてとこもありますけどねぇ。
個人差は絶対にあるでしょう。
「男性」のとこを読んでても、「いや、僕は…」ってとこも…。
あ、でもこれは自分で判断しちゃあかんか。
妻がどういう風に評価してるか…。
う~ん、今、ソファで本書を読んでる妻の感想が何気に恐ろしかったりします…。