・クソ女の美学
著者:ミン・ソヨン 訳:岡崎暢子
出版:ワニブックス
韓国で出版されたフェミニズム関係の本。
女性の立場から見て、感じる「男性優位社会」の圧迫を、漫画とコメントで、描いています。
「男女入れ替え」とか、「女性の本音炸裂」とか、「ファクトの提示」とか…で、分かりやすくですね。
僕自身の感覚ですと、取り上げられる事象については
①分かる
②言われてみれば確かに
③そんな風に感じてるのかぁ
④う〜ん、分からんなぁ
に区分される印象。
問題は「④」でしょうね。
半分くらいは、
「それって、韓国の特別事情なんじゃないの?」って思わなくもないんですけど、
「確かに極端に出てるけど、日本だってそういうとこはある」ってのもありそうで…。
(妻にもこの本を読んでもらって、意見を聞かせてもらった上での整理です)
「薄気味悪いんだよね〜」
色々なシチュエーションを話す中で、そういう行為やアプローチをする男性のことを評した妻の総括。
なるほどな〜。
本書はbar bossaの林さんのnoteで紹介されてたのを見て購入したんですが、こういう本を読んじゃうのは何でかなって林さんが編集者に漏らしたら、編集者は
「今、世の中が変わっている時期だから面白いんだと思う」
とおっしゃったとか。
ああ、そうかもなぁと、僕も納得。
いや「政治的な正しさ」とか、「フェミニズム」とか、以前以上に気になって、つい本とか記事とか読んじゃうもので。
「フェミニズム」に関しては、
「娘が生きていく未来が少しでも良くなるといいんだけどな」
って思いもあるんですけどね。
ここら辺の話って、人それぞれなんで「オススメ」とかはしませんが、男性が自分の感覚をチェックするのにはいい本かもしれません。
パートナーと意見交換すると、ちょっとした「景色」の違いもみれるかも。
その景色の違いを知って、さてどうする…ってのもあるんですけど、それはそれで難しい話。
でも「クソ女」は、それはそれで良いと思います。
#読書感想文
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