鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

打率.333。

出口さんのこの記事。

*************************

f:id:aso4045:20180926105812j:image

<「世界トップ100大学」に日本はたった2校だけ >

https://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/16/082000074/091000005/?n_cid=nbpnbo_nb_fb

 

まあ、大学の国際競争力の話は置いておいて、紹介されている「入学式で紹介した『読むべき30冊の古典リスト』」について。

出口さんは何度もこの手のリストは出していて、都度「読んでないなぁ」と落ち込んでたんですが(かと言って読むわけでもなくw)、現状の「ヒット率」をメモしておこうかと思った次第。


◯:読んだ

△:抄訳・ダイジェストは読んだことある。

▲:解説は読んだことある。

×:コレ、なに?


1  「自省録」マルクス・アウレリウス(◯)

2  「ティル・オイレンシュベーゲルの愉快ないたずら」ヘルマン・ボーテ(×)

3  「フランス革命についての省察ほか」エドマンド・バーク

4  「ガリア戦記」ユリウス・カエサル(△)

5  「論語」孔子(△)

6  「種の起源」チャールズ・ダーウィン(▲)

7  「方法序説」ルネ・デカルト(▲)

8  「王書ー古代ペルシャの神話・伝説」フェルドウスィー(×)

9  「夜と霧(新版)」ヴィクトール・E・フランクル(◯)

10 「韓非子」韓非(△)

11 「歴史」ヘロドトス

12 「イリアス」ホメロス

13 「中世の秋」ホイジンガ(×)

14 「ルバイヤート」オマル・ハイヤーム

15  「唐詩選」(◯)

16 「君主論」ニッコロ・マキアッヴェリ(◯)

17 「コーラン」

18 「ツァラストラはこう言った」フリードリッヒ・ニーチェ(△)

19 「コモン・センス他三篇」トーマス・ペイン

20 「ソクラテスの弁明・クリトン」プラトン(◯)

21 「東方見聞録」マルコ・ポーロ(▲)

22 「ロミオとジュリエット」ウィリアム・シェークスピア(◯)

23 「国富論」アダム・スミス(▲)

24 「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」マックス・ウェーバー(◯)

25 「荘子」荘子(△)

26 「海舟座談」勝海舟(◯)

27 「日本的霊性」鈴木大拙(◯)

28 「風姿花伝」世阿弥(◯)

29 「曾根崎心中・冥途の飛脚 他五篇」近松門左衛門(△)

30 「ブッダのことば スッタニバータ」


集計すると…

◯:10

△:6

▲:4

×:3


「打率3割3分3厘」…ですか。

僕は本を読まなかったほうじゃなかったとは思うんですが、「古典」はそれほど…ってことですね。

自省録、君主論、海舟座談あたりは、社会人になってから読んだ本ですしw。


もっとも、僕の個人的感触でしかないんですが、最近の学生って、僕が学生だった頃に比べると、ちゃんと勉強してる印象があるんですよね。

少なくとも、「授業に出るのは週一回」だった僕の大学生活よりはw、ずっと真面目に勉強している。

インターネットによって、「知識」の価値ってのはだいぶ変わってきたと思うけど、人間の「判断」や「感覚」「美意識」の価値は上がってきてて、「倫理性」も問われるようになってきている。

そこらへんを培うのに「古典」が重要な意味を持っている…ってのは僕も実感しています。

だから子供たちにはちゃんと「古典」を読んで欲しいなぁ…とは思ってるんですけどね。


自分?

いやぁ、今更読んでもねぇ。

友人(甲谷くん)も言ってた通り、「100分de名著」あたりで勘弁してもらおうか、とw。

(それすら…ってのもありますがね。むしろ「マンガで読破」?)