出口さんのこの記事。
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<「世界トップ100大学」に日本はたった2校だけ >
https://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/16/082000074/091000005/?n_cid=nbpnbo_nb_fb
まあ、大学の国際競争力の話は置いておいて、紹介されている「入学式で紹介した『読むべき30冊の古典リスト』」について。
出口さんは何度もこの手のリストは出していて、都度「読んでないなぁ」と落ち込んでたんですが(かと言って読むわけでもなくw)、現状の「ヒット率」をメモしておこうかと思った次第。
◯:読んだ
△:抄訳・ダイジェストは読んだことある。
▲:解説は読んだことある。
×:コレ、なに?
1 「自省録」マルクス・アウレリウス(◯)
2 「ティル・オイレンシュベーゲルの愉快ないたずら」ヘルマン・ボーテ(×)
3 「フランス革命についての省察ほか」エドマンド・バーク
4 「ガリア戦記」ユリウス・カエサル(△)
5 「論語」孔子(△)
6 「種の起源」チャールズ・ダーウィン(▲)
7 「方法序説」ルネ・デカルト(▲)
8 「王書ー古代ペルシャの神話・伝説」フェルドウスィー(×)
9 「夜と霧(新版)」ヴィクトール・E・フランクル(◯)
10 「韓非子」韓非(△)
11 「歴史」ヘロドトス
12 「イリアス」ホメロス
13 「中世の秋」ホイジンガ(×)
14 「ルバイヤート」オマル・ハイヤーム
15 「唐詩選」(◯)
16 「君主論」ニッコロ・マキアッヴェリ(◯)
17 「コーラン」
18 「ツァラストラはこう言った」フリードリッヒ・ニーチェ(△)
19 「コモン・センス他三篇」トーマス・ペイン
20 「ソクラテスの弁明・クリトン」プラトン(◯)
21 「東方見聞録」マルコ・ポーロ(▲)
22 「ロミオとジュリエット」ウィリアム・シェークスピア(◯)
23 「国富論」アダム・スミス(▲)
24 「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」マックス・ウェーバー(◯)
25 「荘子」荘子(△)
26 「海舟座談」勝海舟(◯)
27 「日本的霊性」鈴木大拙(◯)
28 「風姿花伝」世阿弥(◯)
29 「曾根崎心中・冥途の飛脚 他五篇」近松門左衛門(△)
30 「ブッダのことば スッタニバータ」
集計すると…
◯:10
△:6
▲:4
×:3
「打率3割3分3厘」…ですか。
僕は本を読まなかったほうじゃなかったとは思うんですが、「古典」はそれほど…ってことですね。
自省録、君主論、海舟座談あたりは、社会人になってから読んだ本ですしw。
もっとも、僕の個人的感触でしかないんですが、最近の学生って、僕が学生だった頃に比べると、ちゃんと勉強してる印象があるんですよね。
少なくとも、「授業に出るのは週一回」だった僕の大学生活よりはw、ずっと真面目に勉強している。
インターネットによって、「知識」の価値ってのはだいぶ変わってきたと思うけど、人間の「判断」や「感覚」「美意識」の価値は上がってきてて、「倫理性」も問われるようになってきている。
そこらへんを培うのに「古典」が重要な意味を持っている…ってのは僕も実感しています。
だから子供たちにはちゃんと「古典」を読んで欲しいなぁ…とは思ってるんですけどね。
自分?
いやぁ、今更読んでもねぇ。
友人(甲谷くん)も言ってた通り、「100分de名著」あたりで勘弁してもらおうか、とw。
(それすら…ってのもありますがね。むしろ「マンガで読破」?)