久しぶりのジョン・ウーのアクション映画と言うことで楽しみにしてたんですが(雪の中、出て来たくらいw)、
…微妙?
「マンハント」
高倉健主演の「君は憤怒の河を渡れ」のリメイクらしいんですが、かなり翻案されているようです。
…なんだけど、最初のシーンはソコを踏まえないと「何のこっちゃ?」。
(結構好きですがw)
まあ色々盛り込みすぎですね。
W主演も、何だか感情移入し難いし。
ストーリーが「えっと…」なのは香港アクションのパターンですから、まあ良いとしてw、フラッシュバックで過去のシーンが頻繁に振り返るスタイルは、ちょっとわかり難い。
特にドゥ・チウが濡れ衣を被せられるシーンは、もっとドゥ・チウ側の主観描写が要るでしょう。
國村隼・池内博之親子の物語も、なんか終盤に入って重みを増してて、アンバランスなんですよね〜。
シーンとしては大阪ロケは良いんですが、草原と工場は如何なものかと。
…と、ちょっと引っ掛かりがアッチャコッチャあって、作品に入り込みきれなかったんですよ。
音楽もちょっと大仰だったしな〜。
ジョン・ウー作品には男たちにどこか翳のある詩情があるんですが、それも「もう一つ」。
ラストとか、「え、こんな感じで?」。
まあその分、女殺し屋が良いんですけどね。
ファーストシーンから、彼女たちの登場シーンは、実に魅せてくれます。
一人がジョン・ウー監督の娘さんらしいんですが、それもあってかしらん?w。
個人的にはハ・ジウォンに惚れました。
…と言うわけで、チャン・ハンユー/福山雅治の方は置いといてw、ハ・ジウォン/アンジェルス・ウーを観る価値はある映画かも。
ジョン・ウーの復活を期待してたんだけど、そこは「オアズケ」かな。