鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

詰め込みすぎ…?:映画評「マンハント」

久しぶりのジョン・ウーのアクション映画と言うことで楽しみにしてたんですが(雪の中、出て来たくらいw)、

…微妙?

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 「マンハント」

 

高倉健主演の「君は憤怒の河を渡れ」のリメイクらしいんですが、かなり翻案されているようです。

…なんだけど、最初のシーンはソコを踏まえないと「何のこっちゃ?」。

(結構好きですがw)

 

まあ色々盛り込みすぎですね。

W主演も、何だか感情移入し難いし。

ストーリーが「えっと…」なのは香港アクションのパターンですから、まあ良いとしてw、フラッシュバックで過去のシーンが頻繁に振り返るスタイルは、ちょっとわかり難い。

特にドゥ・チウが濡れ衣を被せられるシーンは、もっとドゥ・チウ側の主観描写が要るでしょう。

國村隼・池内博之親子の物語も、なんか終盤に入って重みを増してて、アンバランスなんですよね〜。

シーンとしては大阪ロケは良いんですが、草原と工場は如何なものかと。

 

…と、ちょっと引っ掛かりがアッチャコッチャあって、作品に入り込みきれなかったんですよ。

音楽もちょっと大仰だったしな〜。

 

ジョン・ウー作品には男たちにどこか翳のある詩情があるんですが、それも「もう一つ」。

ラストとか、「え、こんな感じで?」。

 

まあその分、女殺し屋が良いんですけどね。

ファーストシーンから、彼女たちの登場シーンは、実に魅せてくれます。

一人がジョン・ウー監督の娘さんらしいんですが、それもあってかしらん?w。

個人的にはハ・ジウォンに惚れました。

 

…と言うわけで、チャン・ハンユー/福山雅治の方は置いといてw、ハ・ジウォン/アンジェルス・ウーを観る価値はある映画かも。

ジョン・ウーの復活を期待してたんだけど、そこは「オアズケ」かな。