鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

義務感で観たようなもんです:映画評「ダイ・ハード ラスト・デイ」

一作目の緊張感と練り上げられた脚本。
二本目の「拡大再生産」的ながらも、世界観はしっかりと受け継がれた作り。
そして「運が悪い」とぼやきながら、走り回って、それでいてベストを尽くして「事件」を収束させるジョン・マクレーンのキャラクター。



まあ、あの二作で十分なんですよねぇ。
それは十分に分かってるのに、5作目まで引っ張って、分かっているのに観に行っちゃうと言う・・・。




「ダイ・ハード ラスト・デイ」



4作目と本作になっちゃうとブルース・ウイルスがシェイプされすぎて、キャラも何だかハマりきらなってる印象があります。どっか薄い贅肉があって、それがコアのハードさをユーモアで覆い隠すジョン・マクレーンのキャラを体現してたんですがねぇ。
今のブルース・ウイルスだと、どっかの一個師団くらい簡単に壊滅させられそうな気配がありますよw。



脚本も緩いしなぁ。
過去作への経緯を感じるところもあるんですが、だから良いってもんでもないでしょう。
ロシアでドンパチは、やっぱりやり過ぎだと思います。
ましてやチェルノブイリ・・・。
「007」じゃないんですからね。(いや、ボンドでもここまではやらないかな?)



親子関係?
前作からのソレも悪くない目の付け所だとは思いますが、決して活かしきれてるとも思いませんよ。
息子に至っては「迷惑の拡大生産」みたいになってるしw。



まだシリーズは続くんですかねぇ。
あるとしたら観ちゃうような気はするけど、正直もうやめて欲しいなぁ。