やはりストックとして残しておきたくて。
<イチローの引退会見を文字起こししてみた>
https://oreno-yuigon.hatenablog.com/entry/2019/03/22/013942
なんか求道者っぽいイメージで語られることが多いけど、結構サバけたアンちゃんなんですよ、イチロー。
それであの実績…と言うのがスゴイんですわ。
もちろん一番聞くべきはココ。
<日本人としてイチロー選手を誇りに思っている人は多い。生き様で伝わっていたら嬉しいなと思うことはありますか?
生き様というのは僕にはよくわからないですけど、生き方という風に考えれば、先ほども話したように、人より頑張ることなんてとてもできない。
あくまでも秤(はかり)は自分の中にある。
それで自分なりに秤を使いながら、自分の限界を見ながら、ちょっと超えていくを繰り返していく。
するといつの日か「こんな自分になっているんだ」という状態になって。
少しずつの積み重ねしか、それでしか自分を超えていけないと思うんですよね。
一気に高みに行こうとすると、今の自分の状態とギャップがありすぎて、それは続けられないと僕は考えている。
地道に進むしかない。
進むだけではないですね。
後退もしながら、あるときは後退しかしない時期もあるが、でも自分がやると決めたことを信じてやっていく。
それが正解とは限らない。
間違ったことを続けてしまっていることもある。
でもそうやって遠回りすることでしか、本当の自分に出会えない。>
でもこう言うトコも好きです。
<アメリカでプレイするために当時、今とは違う形のポスティングシステムだったんですけど、自分の想いだけではそれは叶わないので、
球団からの了承がないと行けない。
じゃあそのときに誰を、球団にいる誰かを口説かないといけない。説得しないといけない。
そのときに、一番に浮かんだのが仰木監督だった。
その何年か前からアメリカでプレイしたいという想いは伝えていたこともあったんだけど、
仰木監督なら美味しいご飯とお酒飲めばうまくいくんじゃないかと思ってたら、まんまとうまくいって。
これがなかったら何も始まらなかった。
口説く相手に仰木監督を選んだのは大きかった。
まだまだダメだと言っていたものが、お酒でこんなに変わるのかと、お酒の力をまざまざと見たし、洒落た人だった。
仰木監督から学んだものは計り知れない。>
大人だよね、仰木さん。
今の時代じゃ生き残れんかもしれんけど。