・聞き出す力
著者:吉田豪
出版:日本文芸社
- 作者: 吉田豪
- 出版社/メーカー: 日本文芸社
- 発売日: 2014/12/19
- メディア: 新書
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<もちろん、これを読んだ人の「人の話を聞くための実用書じゃなくて、インタビュー面白エピソード集じゃん!」という意見も、(後略)>(あとがき)
さすが「吉田豪」。
自分で突っ込んどりますw。
ま、そういうことです。
昔やってたPodcast番組とか、「キラキラ」「たまむすび」なんかを聞いてる僕にとってはほとんど「聞いたことがある話」でしたね。もう一度聞いて、「面白くない」ってことはないんで、それはそれで楽しんだんですが、若干の肩透かし感はあり。
でもテレビ中心の吉田豪氏の活躍しか知らなかったり(テレビを見ないんで、コッチはこちらは「サッパリ」ですが)、ラジオ/Podcastを聞いたことがない人にとっては新鮮かつ爆笑もんのエピソード満載じゃないでしょうか。
初めて聞いたときは、どれも大笑いさせてもらいましたもん。(改めて読んでも「ニヤリ」)
なかなかいないキャラクターなのは確かだと思いますよ。当たりが柔らかい様でいて、「吉田照美」への突っ込みぶりなんか、出来るもんじゃないと思います。(それ以上が阿川さんの小倉智昭氏への天然突っ込みぶりですが)
基本は相手への「経緯」と「愛情」(あるいは「興味」「関心」)でしょうね。
これは一般的なコミュニケーションの基本でもあるんですが、それを「仕事」の場でもしっかり堅持してるあたりが「吉田豪」。
「これくらい当たり前」
・・・確かにそうなんですが、それすら見受けられないのが昨今の風潮って感じがします。
もっとも一番面白いのは、「それでもハマらなかった」時。
樹木希林のエピソードはホント好きですねぇ。
今後もこの手の話がラジオ/Podcastで聞けるなら、僕はOKです。
変に有名になって、「薄い」仕事をするようになっちゃうと寂しいな。
そんなことはない・・・と信じてますがね。