感想の初っ端からナンなんだけど、僕はあまり「町田徹」が好きではないw。
Podcastで定期的に意見を聞く機会があるんだけど(一番はデイキャッチかな?)、何かちょっと扇情的な感じがあって、もう少しバランスが取れた意見の方が・・・ってのが大体の感想になる。
勿論、「コメンテーター」と言うポジションには幾許かの「エンターテインメント性」が求められるところもあるだろうから、あのスタンスは仕方がないってとこもあるとは思うけどね。
(あと、個人的な嗜好としては、ホリエモンに対する評価ってのもあるかな?町田氏のスタンスは厳しすぎるんじゃないかと思ってるから)
町田氏のが一貫して主張している「法的整理」には僕は反対なんだけど、「総合事業計画書」が提出された現段階で、一連の経緯を振り返るにはまとまった作品かなって印象。
主張のバイアスを頭ん中で修正しながら読む必要はあるんだけどさw。
まあ震災復興と同様、東電の今後についても長い視線で見て行く必要があるだろう。
その際にはいろいろな意見が出て来るだろうし、情報も錯綜する可能性がある。
東電だけじゃなくて、電力ビジネスそのもののあり方が問われてるんだから、そんなに単純に答えが出るもんじゃないだろうしね。
そう言う流れの中で読む一冊というのが本書の位置づけのでしょう。
ま、新書だしw。