・鴨川ホルモー
著者:万城目学 ナレーター:水野貴雄
出版:角川文庫(audible 版)
万城目さんが「八月の御所グラウンド」の続編を発表されたって言う記事を読んで、Audibleの方を覗いてみました。
まぁもちろん新作はまだAudible化されてなかったんですけれども、目についた「鴨川ホルモー」を久しぶりに再読してみようかなぁと。
でも聞き出してびっくり。
全然覚えてないんですよね。話を。
これだけトリッキーの話だからなぁ。
もしかして読んでなかったのかしらん。
何か文庫で買った覚えはあるんですけど、もしかしたら最初の方を読んで
「なんじゃ、こりゃ」
で放り出したのかも。
まぁ「なんじゃ、こりゃ」で話ですからね。これw。
2浪して京大に入学した安倍は、一目惚れがきっかけで、変わった面々が集うサークルに入る。
しかし、レジャーサークルと思われたその会の実態は、京都に千年伝わる奇妙な競技「ホルモー」のサークルだった。
…京都舞台にして、歴史の重なりを感じさせる怪異を背景にしながら、大学生たちの青春群像を描く。
「八月の御所グラウンド」にも通じる展開ですね。
万丈目さんのお得意のするところということでしょうか?
話の展開としては「八月の御所グラウンド」の方が洗練されてると思いますね。
さすがに実績も重ねておられますし。
でもこのばかばかしい雰囲気が悪くないと言えば悪くない。
読んでたら「なんじゃ、こりゃ」かもしれないですけど、聞いてるとそれなりに楽しく読むことができました。
意外、意外。
京都に対するエリート意識みたいなところが引っかかると言えば、引っかかるのは相変わらずですけどw
続編というか、外伝みたいな作品もAudibleになっているので、気が向いたら聞いてみようかと思います。
「八月の御所グラウンド」の続編ももちろん待望しております。
個人的にはオーディオブックがフィットするんですよね。万城目作品。