邦題は「THE FINAL」。
原題の方は「3」だそうです。
じゃあ、続編も…ですが、監督によるとやはりFINALとのこと。
まあ、妥当かな。
シチリアのマフィアを壊滅させたマッコールは負傷してしまい、アマルフィ海岸の小さな町で倒れてしまう。
重傷だった彼を街の医者は助け、街の人々は傷を癒すマッコールを優しく迎え入れてくれる。
「自分の居場所」を見つけたような安らかな気持ちを感じるマッコール。
しかしその街にも暴力の影は迫りつつあった…
トーンとしては1作目に近いところがありますかね。
ただこちらのマッコールさんはとにかく「怖い」。
冒頭から緊張感バリバリなんですが、もうなんだかどっちが悪役なんだかわかんないような底知れない「怖さ」が全身から漂ってきます。
1作目のラストの対決のシーンなんかもそんな感じでしたが、本作ではそれがアソコでもココでも…。
デンゼル・ワシントンはいい笑顔してるだけに、あの死んだ魚のような目が、ホント…
ストーリーとしては「なめてた相手が殺人マシーンでした」を王道で行く展開。
その<殺人マシーン>の底知れなさを見せつけるような作品でした。
シリーズものですからね。「1作目」の出来がいいのは確か。
作品としてのまとまりとしては、「1作目」が買いです。
しかし本作もナカナカどうしての出来。
ラストの<種明かし>的なオチも悪くありません。
ダコタ・ファニングを使うのも「なるほど」感あります。
そして肝に銘じられます。
「マッコールさんを怒らせてはいけない」
シリーズを見て来た方は必見。
ご覧になってない方は、ぜひ「1」「2」を予習してください。
その方が楽しめますよ。
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