今クールでは唯一フォローしてたドラマ。
いつもは放送終了後の数日中にTVerで観るんですが、最終2話はリアタイで観ちゃいました。
気になったんやもんw。
まずは「面白かった〜」。
これだけの役者陣を揃えて、キャスティングに頼らずにシッカリ話を作り込んで、お金もかけて…って言うのに感心しました。
「こう言うのが求められてるんだ」
ってのを明確に示してくれたと思います。
まあ、正直言うと前半に比べて、後半のノリは緩いところもあったかな〜とは感じましたけどね。
前半、乃木(堺雅人)が「別班」のメンバーであることが明らかになり、スパイであった会社の同期・山本を処刑するあたりの展開にはかなりグッと来たんですが、後半になると「殺したと見せかけて…」のノリが複数回使われて…。
仕方ない部分はあるんですが、ここはもうひと捻り欲しかったかな。
(前半でもサーバールームに情報を盗みに入る下りのコメディパートはいただけませんでした)
「日本」を持ち上げたり、「大義」を語るあたりも、個人的な感覚としては違和感あり。
「日本の重積を担う方」とか言われると…。
「007」も国家のためにスパイをするキャラですが、彼にはもっとドライ(ある意味、虚無的)なところがあって、そこに惹かれる面もあるんですよね。
それに比べると、「乃木憂助」は…。
いや、それも引っ掛けか?
<「<皇天親無く、惟徳を是輔く(こうてんしんなく、ただとくをこれたすく)>
花を手向けるのは先にするよ」>
天は公平で贔屓をせず、徳をある人を助ける。
う〜ん、やっぱベキ(役所広司)は生きてるんかのう。
野崎(阿部寛)が<日本の重積の担う方>(橋爪功)にラストでかける圧力を考えると、やっぱり…。
…とまあ、つい考察しちゃうあたりがこのドラマの面白さでもありました。
続編。
あるんでしょうなぁ。
「半沢直樹」のこと考えたら何年後になるんだか分かりませんが。
でも期待はさせてもらいます。
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