鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

楽しませてもらいました。:ドラマ評「VIVANT」

今クールでは唯一フォローしてたドラマ。

いつもは放送終了後の数日中にTVerで観るんですが、最終2話はリアタイで観ちゃいました。

気になったんやもんw。

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まずは「面白かった〜」。

これだけの役者陣を揃えて、キャスティングに頼らずにシッカリ話を作り込んで、お金もかけて…って言うのに感心しました。

「こう言うのが求められてるんだ」

ってのを明確に示してくれたと思います。

 


まあ、正直言うと前半に比べて、後半のノリは緩いところもあったかな〜とは感じましたけどね。

前半、乃木(堺雅人)が「別班」のメンバーであることが明らかになり、スパイであった会社の同期・山本を処刑するあたりの展開にはかなりグッと来たんですが、後半になると「殺したと見せかけて…」のノリが複数回使われて…。

仕方ない部分はあるんですが、ここはもうひと捻り欲しかったかな。

(前半でもサーバールームに情報を盗みに入る下りのコメディパートはいただけませんでした)

 


「日本」を持ち上げたり、「大義」を語るあたりも、個人的な感覚としては違和感あり。

「日本の重積を担う方」とか言われると…。

「007」も国家のためにスパイをするキャラですが、彼にはもっとドライ(ある意味、虚無的)なところがあって、そこに惹かれる面もあるんですよね。

それに比べると、「乃木憂助」は…。

いや、それも引っ掛けか?

 


<「<皇天親無く、惟徳を是輔く(こうてんしんなく、ただとくをこれたすく)>

花を手向けるのは先にするよ」>

 


天は公平で贔屓をせず、徳をある人を助ける。

 


う〜ん、やっぱベキ(役所広司)は生きてるんかのう。

野崎(阿部寛)が<日本の重積の担う方>(橋爪功)にラストでかける圧力を考えると、やっぱり…。

…とまあ、つい考察しちゃうあたりがこのドラマの面白さでもありました。

 


続編。

あるんでしょうなぁ。

「半沢直樹」のこと考えたら何年後になるんだか分かりませんが。

でも期待はさせてもらいます。

 


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