鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

「じゃあ、何してる会社なのか、分かった?」と訊かれると、「何となく…」:読書録「Learn or Die」

・Learn or Die 死ぬ気で学べ プリファードネットワークスの挑戦

著者:西川徹、岡野原大輔

出版:KADOKAWA

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AI(人工知能)について日本を牽引するような企業「らしい」プリファードネットワーク(PFN)について、創業者2人が説明した本。

「人工知能って、ビジネス面では今どんな感じになってんのかなぁ」

と漠然と思ってるとこにネットで紹介されてるのを見て、購入しました。

 


基本的には深層学習(ディープラーニング)技術に優れていて、その研究を深めつつ、製品化を進めようとしている会社

…って感じでしょうかね。

今のところ「製品化」については協業がメインのようですが(ファナックとか、トヨタとか、製薬会社とか)、経営者としては「ロボット」と「AI(ディープランニング、強化学習)」の統合・進化を自社製品(パーソナルロボット)として視野に入れてて、その向こうにプロトコルの自動生成なんかも考えてる

…とか?

いや、実はシカとしたことは分かんないんですけどw。

 


まあでも読み終えての感想は、

「面白そうやなぁ」。

「ロボット」が、現在はインターネットの向こう側にあるAIを物理的な「こちら」の世界と繋ぐだろうってのは言われてることですが(その先端が自動運転)、製造機械やロボットアームなんかのセンサーの話とか、自動運転だけじゃない具体的な話のあたり、興味深かったです。

「パーソナルロボット」

生きてる間に使ってみたいなぁ、と。

 


創業者とPFNの簡単な年表はこんな感じ。

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「小学校低学年で表計算ソフトを使って惑星の軌道を計算」…ってw。

まあ、いるんですよね、こういう人。

何となく想像がつきます。

 


でまあ、そういう人が切り開いていく未来に、新しい世界が見えてくるんでしょう。

それはがユートピアなのかディストピアなのかは分かりませんが、どっちになるにせよ、舵を取るのは「人間」ですから。

良くも悪くも「ヒト」が不要になるような社会が来ることはないだろう、と。

 


PFNの4つのバリュー

 


1)Motivation -Driven(熱意を元に)
2)Learn or Die(死ぬ気で学べ)
3)Proud,but Humble(誇りを持って、しかし謙虚に)
4)Boldly,do what no one done before(誰もしたことがないことを大胆に為せ)

 

「楽園」と思うか、「とんでもブラック」と思うか。

そりゃまあ、それぞれ。

ただそういうヒトや組織が、「世界」を変えていくんやろうな〜とは思います。

 


どっちかっつうと、僕は「ブラック」と思う方やけど…w。