鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

なんか、自分で自分を追い込んでいるような:映画評「ジョン・ウィック:チャプター2」

公開された時に見損ねてたのを、iTunesのレンタルになったので新大阪から金沢のサンダーバードの中で見ました。
2時間ちょっと。まぁ、ちょうどいい感じです。

 

「ジョン・ウィック:チャプター2」

 

アクションについては、もう言うことないです。前作ではちょっとダンスのようなところもあったんですが、本作ではより「痛み」を感じさせる演出となっています。
ここら辺は製作陣が同じ「アトミック・ブロンド」にも通じるところがありますかね。ジョン・ウィックの方が化け物度が少し上なのでw、その分痛みは「アトミック・ブロンド」のほうに軍配が上がりますけど。

 

ストーリーは、どうですかねぇ。
次々と難局が押し寄せてきて、それをアクションで乗り越えていくと言うのは前作と同じパターンですが、前作に比べるとなんとなく「自業自得」って感じが強くなってるような気がします。
ラストなんか、味方からも「やめろ」って言われてるじゃないですかw。そこを自分の感情に任せてやっちゃうあたり、「おいおい」て感じも。

居場所がなくなっちゃうラストシーンも、そこら辺を考えると「自業自得」って感じも強くするんですよね。

 

3作目の制作も決まってるようですから(19年5月)、本作はそれに向けての「つなぎ」のような位置なのかもしれません。
しかし、ここまで追い込まれたジョン・ウィックがどう失地を回復するのか、あるいは悲劇に向けて話が進んでいくのか。
個人的には、もうちょいヒーロー物語よりの展開を期待したいところなんですけどねw。

 

まぁ、なんにしてもアクションは抜群です。
それだけでも見る価値はある作品なのではないかと。