・うさぎ強盗には死んでもらう
著者:橘ユマ
出版:角川スニーカー文庫

- 作者: 橘ユマ,米山舞
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2016/12/24
- メディア: 文庫
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近くの本屋さんに「お勧め本」コーナーがあって、そこの「THEどんでん返し」の棚で見つけた作品。
チョット気楽なもんが読みたい気分になってて、「ラノベっぽいからいいかな」と購入しました。
「THE どんでん返し」。
まぁねぇ。
かなりアクロバティックな「どんでん返し」の連続って印象です。
基本的には「叙述トリック」を駆使してるんですが、キャラが変わっちゃうような人物設定は如何なもんかな、と思わなくはない。
一応「喋ってる『言語』が違う」って「言い訳」はあるんですが、それにしても…。ま、ここには作中でエクスキューズがあるくらいですから、作者も気にはしてるんでしょうw。
「じゃあ、面白くなかったか」
と言うと、そんなことはなくて、かなり楽しませてもらいました。
メインとなる騙し殺しあう「殺し屋たち」のキャラもいいんですが、「それ以外」の巻き込まれるキャラの方もナカナカ曲者揃いで、彼らの「その後」が見てみたいな…と思ったくらいです。
作品の印象としては「西尾維新」に近いですかね(最近読んでませんがw)。
あんな「多作家」になるかどうかは分かりませんが、ちょいと期待してみたい気分にはなってます。