・99%の人がしていないたった1%の仕事のコツ
著者:河野英太郎
出版:ディスカヴァー・トゥエンティワン(Kindle版)
確か2012年のビジネス書売り上げNo.1なんだよね。
根がミーハーなもんで、つい…。
ま、結構安くなってたっていうのもありましたが。(こういうところが電子書籍はいいね。「踊らされてるだけ」とも言えますがw)
内容的には「非常にベーシックな仕事の仕方を列挙した」ってもの。
正直言ってHACK的な「コツ」ってものはほとんどなかったと思う。多分、10年もサラリーマンやってたら、どっかでは言われるようなコトばっかりじゃないかな。
20年以上やってる僕なんかだと、デジャブ感、満載って感じですw。
でも(作者も指摘してるように)「知ってる」ってことと、「やってる」ってことは別。
これを全て実行できている人は確かに稀だろう(勿論、僕も)。
そして「当たり前」のことを語りながら、折に触れてそれを思い出させてくれることに「自己啓発本」意義があるとするなら、本書はまさに王道の「自己啓発本」。
オーソドックスな内容を、分かりやすく、手際良く整理してあって、よく出来てると思うよ。
・報連相のコツ
・会議のコツ
・メールのコツ
・文書作成のコツ
・コミュニケーションのコツ
・時間のコツ
・チームワークのコツ
・目標達成のコツ
って章立ての幅の広さも感心させられたね。
年末年始、自分自身の仕事の仕方を振り返り、点検する上においては実に役に立つ一冊ではないか、と。
まあ、40台後半の僕にとっては「今更言われても」ってのもあるけど、若手にはいいんじゃないかね。
こういうの、20代の頃に読んでたら、役に立ってたと思うんだけどねぇ。
(「コツだけじゃ足りないものがある」…ってことが分かるようになったのが40代、かな?w)