鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

バリバリ現役復帰しとるやんw;読書録「エンピツ戦記」

・エンピツ戦記 誰も知らなかったスタジオジブリ
著者:舘野仁美 構成:平林亨子
出版;中公文庫(Kindle版)

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元スタジオジブリで動画チェックをしておられた作者が、ジブリの社内誌「熱風」に連載後に出版された作品。
単行本は2015年の出版で、ジブリ退職後、喫茶店を経営されたのその後のことが追記されて
…って、そっからの方が怒涛の展開やん!
でもって、今や現役復帰したように映画製作のプロデューサーをやり、動画チェックの技術指導までしているという…。
まあそれはジブリ退職後のことだし、ジブリでやってるわけじゃないから、副題のジブリ回顧録としてはいいのかもしれんけど、なんかちょっと騙された気分もありました。
いやなんか、嬉しくなっちゃいもしたんですけどw。


(Amazon)
『となりのトトロ』から『思い出のマーニー』まで。アニメーターとして、スタジオジブリの作品を支えた著者・舘野仁美による回顧録。記憶の中にある宮崎駿監督、鈴木敏夫プロデューサー、そして高畑勲監督、スタッフたちとのエピソードをつづる――。文庫化にあたり、著者の新たな挑戦を書いた近況報告を収録。〈序文〉鈴木敏夫〈解説〉万城目学

 

作者は65歳。
「未来少年コナン」に衝撃を受けてこの世界を目指した…ってことですから、僕とは割と同世代って感じですかね。
高畑・宮崎・鈴木との距離感に、ちょっとそんな感じがします。
もっとも僕自身はアニメーターなんか目指そうと思ったことは全然ないんで、入れ込み方は全然違いますけどねw。


本書の読みどころは、そりゃまあ、高畑勲と宮﨑駿の「奇人」「変人」「天才」ぶり。
これはもういろんなところで語られていますが、それが身近なところから技術論を交えつつ語られるってのが興味深いです。
「動画チェック」がどう言うもので、どれだけ重要なものなのか(ジブリ作品にとって)。
「風立ちぬ」の制作に絡めて語られてるあたり、すごく面白かったです。
「動画チェック」なんで解像度としては宮﨑駿の方が高いんですけど、プロデューサーになったことを考えると高畑勲への理解度も低くなかったんでしょうね。
そこらへんも聞いて見たい気分になりました。


舘野さんが深く関わった作品が、この夏にNHKで放映されるようです。(「cocoon」)
いやぁ、気になります。
戦争ものなんで、ちょっと躊躇しちゃうとこもあるっちゃああるんですけど(「火垂るの墓」はトラウマだからなぁ。大傑作だけど)、でも多分見ちゃう。
その向こうに「ジブリ」の先の道があるのかもしれませんから。
とか言ってて、また「宮﨑駿の新作」が出るかもしれませんけどねw。

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