鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

読書録「あたらしい書斎」

・あたらしい書斎
著者:いしたにまさき
出版:インプレスジャパン



引越しを契機に、かなり持ち物を整理した。
本、CD、DVD、書類、文具、PC及びアクセサリー類。
(衣類も整理したけど、コレは元々熱心な道楽には入ってないのでw大したことはない)
妻にしてみれば「まだまだ」のようだが、僕自身はため息が出る想い。
とは言え、それはそれで気持ち良かったりもするんだけどね。



本書を読む気になったのも、そう言うタイミングだから。
スペース的に立派な書斎は到底無理なんだけどw、本書が目指すような省スペースでの「自分の書斎」なら、「もしかしたら」と思っちゃったんだよねぇ。



過去の書斎を踏まえながらも、急速に進展するネット環境なども考慮して、現代の「あたらしい書斎」について考えてみる。
ナカナカ魅力的な試みだ。
実際に中盤までのIKEAの家具を具体的にチョイスしながら省スペース書斎を考えるところあたりまでは結構面白かった。
自分の書斎を作る下りも、まあいい感じだ。
ここら辺は自分自身の「書斎」作りを考える上でも参考になる印象がある。



でも後半の「開かれた書斎」や「ノマドワーク」との絡みを考察する辺りはどうかなぁ。
言ってることは間違ってないと思うよ。
参考になる情報もあるし。
でも前半のインパクトに比べると、かなり「弱い」って感じはあったなぁ。
こう言う話は他でも聞けるからね。
個人的にはもっと「書斎」にこだわって、「考察」よりも「具体的提案」を深めて欲しかった。
IKEAの家具だけじゃなくて、もっと家電的な提案もあり得たと思うしね。



そう言う意味で、前半で盛り上がりながら、何となく後半に勢いが削がれた感じがあって、ちょっと残念ではありました。
僕みたいに部屋の整理をしてる人間にとっては刺激的だったのは確かだから、悪くはないと思うけどね。



さて、では僕の「あたらしい書斎」は?



うーん、これがなかなかねぇ。
どうも、もう一段、整理が必要な様ですw。
もう何か、一気に本とCDのクラウド化が進展してくれんもんかいね。
少なくとも、これ以上スペースを取られないようにしないと、「書斎」何か、永遠の「夢」のような気が…。



ま、もうチョイ子供が大きくなってくれないと、所詮無理なのかもしれませんなw。