鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

人生、やり直したい?:映画評「ジェイ・ケリー」

ハリウッド人の典型のようなジョージ・クルーニーがよくこんな役をと思いつつ、まあそもそもそう言うポジションを演じてたとこもあるかなぁとも。
「オーシャンズ」シリーズとかね。
そこら辺を踏まえて観ると、なかなか趣きのある作品でした。

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(ChatGPT)
作品概要
監督・脚本:ノア・バームバック(脚本はエミリー・モーティマーと共同)
主演:ジョージ・クルーニー(ジェイ・ケリー役)、アダム・サンドラー(マネージャーのロン役)
上映時間:約131分
配信:Netflix作品
有名俳優と献身的なマネージャーが、慌ただしい“ヨーロッパ旅”の中で、人生の決断・人間関係・残していくもの(レガシー)と向き合っていく物語

 

あらすじ
世界的に知られる映画スター、ジェイ・ケリーは、献身的なマネージャーのロンや周囲のスタッフとともに、急きょヨーロッパを巡る旅に出ることになる。
その旅はただの移動では終わらず、ジェイにとってはこれまでの選択、大切な人たちとの関係、そして自分が何を残していくのかを見つめ直す、ちょっと苦くて可笑しい“人生の棚卸し”みたいな時間になっていく──。

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娘との関係性から自分を見直すと言う設定で、現在進行形のストーリーにリアルな感じで過去のシーンが重なってくる。
ちょっとフェリーニの「8 1/2」を思い出させるかな?
まああの主人公よりはジェイ・ケリーはよっぽどまともで、だからこそ家族も友人もスタッフもどこかでは彼を許している。
許してるんだけど、側に居続けることは出来なくなって来て…
前半はそこらへんがコメディ色強く打ち出されてニヤニヤ出来るんですが、終盤に向けて内省的な側面が強くなって来て、切なくもなって来ます。
何より、彼自身が彼自身に耐え難くなってくるので…


その果てにたどり着く心境は、ある意味、「よくある話」。
映画的にはもっとドライなオチの方が絞まったかも。
でも今のジョージ・クルーニーならこうかな。
実生活なんかでのスタンスなんかを重ね合わせても。
そう言う意味でも実にクルーニー自身が色濃く反映してるように見える映画です。
ホントのとこは分かんないけどさ。


クルーニーは64歳。
ジェイ・ケリーもまあ、同世代でしょう。
僕は少し下だけど、世代は同じかな?
もちろんセレブな生活とは程遠い人生を送ってるけどw、それでも終盤の問いかけは胸に迫ってくるものもありました。
もう一回、人生をやり直したい?
後悔がないわけじゃないけど、僕はそうは思いませんがね。


映画としてよく出来てると思います。
僕らの世代ならなおさらに。
ワン・モア・テイク
とは言わずに済むエンディングを迎えたいですな。


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