僕はウェス・アンダーソン監督の良い観客ではないんですが(ファンタジックなタッチがちょっと苦手)、ロアルド・ダール原作のこの短編映画(39分)には感心させられました。
演劇的+紙芝居的(w)なウェス・アンダーソンの演出や淡いタッチが、ロアルド・ダールの語り口に実にマッチしてるんですよね。
ベネディクト・カンバーバッチの演技もいい味出してます。
ヒーロー(ドクター・ストレンジ)よりも、こういう方がいいですね、カンバーバッチは。
物語そのものは寓話的で、ちょっと教訓じみたもののあるんですが、ロアルド・ダールの語り口とウェス・アンダーソンの演出で、
「それはそれ」
と楽しむことができます。
個人的には「テーマ」そのものが<マクガフィン>な物語…と見たんですが、どうですかね?
(とりあえず「教訓物語」に仕立ててみたけど、それを伝えたいんじゃなくて、「物語ること」そのものを楽しむ作品…って意味)
やっぱ「アステロイド・シティ」観るべきかなぁ…。
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