妻から教えてもらったNetflixオリジナル映画。
原題は「Love at First Sight」。
原作小説の題名は「The Statistical Probabllity of Love at First Sight」。
<一目惚れの統計的確率>…かな?
「一目惚れ」なんで、恋愛映画ではあるんだけど、そんなにラブロマンスが強くもない作品。
作中でそう言うコメントもあるし。
その「恋愛色が強くない」…ってところが個人的にはヒットしました。
ホント、恋愛ものが苦手になってきたなぁ…。
偶然ロンドン行きの飛行機に乗り合わせたハドリーとオリバー。
ハドリーは再婚する父親の結婚式に出席するため、オリバーはガンが再発した母親に会うためにロンドンに向かっていた。
互いに惹かれ合う2人だが、ロンドンでの再会はあり得るのか?
それぞれの家族(親)との複雑な関係が2人の気持ちを揺らがせる…
ぶっちゃけ空港の出会いで2人は互いに「一目惚れ状態」。
その気持ちは別れてから強くなるんだけど、それぞれ自分の親との関係が重くのしかかかっている。
ハドリーは、自分たちの家庭を壊し、新しいパートナーと次のステップに進もうとする父親への想い。
オリバーは、再発したガンの治療を行わず、緩和治療を選択した母親への思い。
ハドリーもオリバーも父親・母親へ深い愛情を持っているだけに、整理つかない気持ちを抱えているわけです。
ハドリー・オリバーの恋愛関係よりも、この親への気持ちをどう言う風に整理するのか、その過程に2人の関係がどう絡んでくるのか。
本作のメインテーマはこっちかもしれません。
いやぁ、もう僕なんか主人公2人より親の世代ですからねぇ。
「ラジオスターの悲劇」で楽しそうに踊るとかw。
主人公たちの親は主人公を深く愛しながらも、自分の人生を自分らしく生きていく選択をする。
そのことを世代を超えたどうやって認め合うのか…って話でもあるかな。
サントラもなかなか小粋な感じ。
「傑作」でも、「カルト映画」でもないけど、よくできた「佳作」だと思います。
観てて気持ちいいし、観終わった感じも上々。
こう言う作品って、やっぱりサブスクの方が主流になっていくのかなぁ。
それはそれでいいんじゃないかと、個人的には思うんですけどね。
#映画感想文
#カレとカノジョの確率
#Netflix