僕はジョニー・デップ、アンバー・ハードのどっちにも思い入れはないので、2人の泥沼裁判に特に興味はなかったんですが、Netflixでオリジナルドキュメンタリーシリーズ(全3回)がアップされたのをちょっと見始めたら、一気にラストまで…w。
直前に「リンカーン弁護士」のシーズン2を見てて、アメリカの裁判の様子に馴染みがあったってのもあるかもしれません。
バージニア州で行われた、ジョニー・デップがアンバー・ハードに対して起こした名誉毀損裁判を追いかけつつ、その裁判の経過(裁判の様子が動画撮影/放映されています)が社会的にどう言う反響を呼んだのかについてもフォローしたドキュメンタリーです。
(この裁判に先立って、デップはSUN紙とDVに関する裁判を20年に争っており、敗訴。この名誉毀損裁判はデップ側の名誉挽回の意図があったと思われる)
ただまあ、実際にその経緯を見ていたアメリカの人に比べて、あまり興味のなかった僕の「基礎知識」が欠けているのは事実。
…なんで、1話の後にネットで情報をチェックしたんですが…なんちゅうか、ほんま泥沼ですね、これ。
【時系列で総まとめ】ジョニー・デップとアンバー・ハード、泥沼離婚から名誉毀損裁判を経て示談に至るまで (1/6) - フロントロウ | グローカルなメディア
https://front-row.jp/_ct/17380349
「果たして真実はどうだったのか」
と言う点については、
「当人2人にしかわからない」
…ってのが結論ですかね。
まあ、このドキュメンタリーも真実を明らかにするものではないです。
「この裁判がアメリカ社会にどんな反響をもたらしたのか」
については、ちょっとビックリするくらい。
いや、見終わった後も、何でこんなにみんな熱狂的になってんだか、僕にはよくわかりませんw。
ただSNSやYouTube、TikTokなんかの影響が強くあるのは間違いなくて、そのカオスな状況が垣間見得て興味深いのは間違いないです。
日本の比じゃないですわ。
ミッキー・ハラー(「リンカーン弁護士」の主人公)的に言えば、
「裁判所内にカメラが入った時点で、ジョニー・デップがかなり有利になった」
ってのは言えるかな?
全体の流れの中ではアンバー・ハードが公言していた寄付を行ってなかったことがかなりマイナスポイントになったかと。
随分と偉そうに言ってましたからね。当初は。
裁判へのネットの影響。
…う〜ん、「なかった」とは言えないんじゃないかなぁ。アレだけ盛り上がっちゃうと。
ただ印象としては、
「ジョニー・デップに問題はあったようだけど、アンバー・ハードの方も相当な問題がある。その中で一方的に片方だけが社会的に抹殺されかねないような非難を受けるのはバランスを欠くんじゃない?」
って判断だったような気もします。
あくまでも個人的な印象で、このドキュメンタリーがそう言う整理をしてるわけでもないんですけど。
しかし改めて、何でこんなに大騒ぎになるのかなぁw。
根本には「賠償金額が巨額すぎる」ってのがあるように思います。
1億ドルだとか、1000万ドルだとか、まあ訳わからんもん。(本件、最終的には示談してるんですが、その示談金ですら100万ドルです)
「MeToo」以降のフェミニズムの盛り上がりに水を差した…って見方は確かでしょう。
ただまあ「何でもかんでも言ったもん勝ち」みたいな風潮に釘を刺したという見方もできなくはない。
ここら辺はそれぞれの「立ち位置」によって捉え方が違うように思います。
でもまあ、やっぱ騒ぎ過ぎちゃう?
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