鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

現代のハードボイルド・シリーズとして、よくできていると思います:ドラマ評「リンカーン弁護士 シーズン2」

NetflixオリジナルTVシリーズのシーズン2。

シーズン1に続いてミッキー・ハラーを「マヌエル・ガルシア=ルルフォ」が演じます。

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裁判で勝つためなら手段を尽くす。依頼人の有罪/無罪は関係ない。

…と言うのがミッキーの信条。

実際、ギリギリのところを突きながら、ミッキーは勝利を積み重ねて行きます。

そう言う意味じゃ「ダークヒーロー」的なんだけど、その根っこのところでは決して揺るぐことのない、自分だけの「正義感」がある。

その「正義感」を揺るがされるところに、このシリーズの面白さはあると思っています。

 


シーズン2のメインの物語は、ミッキーが一夜を共に過ごした女性シェフの殺人容疑を巡る裁判。

有能でやり手の女検事が立ちはだかります。

そのメインストーリーの一方で、

前作で冤罪を晴らしたはずの依頼人の再捜査への対応、バイカーだった捜査員の過去の因縁、ドライバーの起業をめぐるトラブル、捜査員と元・妻の結婚へのアレやコレや等々

色々なトラブルが飛び込んできて、それをミッキーが捌いていくことで、物語にアクセントとテンポが生まれてきます。

連続ドラマとしては、視聴者の興味を逸らさないという観点から、この構図は上手く機能していますね。

 


もちろんミッキーをめぐる人間関係も見どころの一つ。

今回の依頼人は「恋人候補」だし、別れた最初の妻との「焼け木杭」はいつでも再燃しそうな気配。

二人目の妻は捜査員とラブラブだけど、仕事でのミッキーとのコンビ感はシーズン1以上になっています。

娘や運転手との距離感もいい感じ。

…ま、ここら辺がこのシリーズが「ハードボイルド」の範疇に入るところでしょうな。

ちょっとモテすぎですw。

 


「シーズン3」、あるかな?

「1」と同様、クリフハンガーにはなっています。

評判次第でしょうが、個人的には「あったらいいな」。

でも延々とシーズンを重ねていくのもどうかな…とは思わなくもないです。

次くらいで区切っておくのが妥当かもね。

 


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