・超ミニマル主義
著者:四角大輔
出版:ダイヤモンド社(Kindle版)
「すごいトシヨリBOOK」は、
「10年早かったかな?」
でしたが、本書については。
「20年遅かったかな」。
いやまあ、リアル20年前だと本書に書かれてるようなことはできないことも多かったんですけどねw。(IT技術的にも、社会的にも)
基本的には「30代バリバリのビジネスパーソン(を目指してる人)」向けの本です。
ターゲットがそうなんで、そこから外れてる僕がどうこう言うのは筋違い。
「すごいトシヨリBOOK」を読んで、
「今の僕にふさわしい<ミニマリズム>ってどう言うもんかな」
という興味が出て、ちょうど出版されたばかりだった本書をDLしたんですけどね。
作者は音楽業界でプロデューサーとして成功し、一転して独立してニュージーランドに移住した方で、「ミニマリスト」界隈(w)では有名な方。
以前、著作を読んだこともあります。
「集大成」的な位置付けの本のようですが、仕事術(カレンダー術、To Do管理、メモ術、情報管理術)あたりは、この手の本を読んだことがある人にとっては「目新しい」ところはないかも。
もちろん「目新しい」ことはなくても、「やれてる」かどうかは別なんでw、改めて「気づき」を得るってのはあるでしょう。
もっとも50代後半になって、仕事のステージも変わってきてる僕にとっては、
「まあ、そうだよね〜」
って感じになっちゃうんですけどw。
ここら辺は「30代むけ」かな〜。
「20代」でこう言うことに邁進してると、ちょっと鼻につくし、「40代」だと、自分なりのやり方を身に付けてる感じもあるし。
まあ余計な感想ですがw。
個人的には「持ち物を軽くする」「ワークスペースを整理する」あたりのところは、参考になることもあり、改めての気づきもあり…って感じ。
物理的な<軽量化>ってのが、50代ってのは必要なんじゃないですかねw。少なくとも僕はそう。
電子マネーの活用シーンが広がっていることもあって(コロナ禍の数少ないメリットの一つ)、持ち運ぶ財布・カード関係の整理は必要かなと言う意識もあったので、ここは参考にさせてもらってます。
小銭は持ち運ばずに、まとまったら銀行に入金しちゃう…とかも、個人的には「目から鱗」。対応可能なATMが今後減ってくるというリスクはありますけどね。
カバン・サコッシュ・アウターの軽量化等も参考にさせてもらおうと思ってるところです。
僕個人にとっては、2011年の東日本大震災の経験と、50歳過ぎての心臓の手術の経験は大きくて、これをきっかけに「溜め込み型」のライフスタイルを大きく変化させています。
一番インパクトが大きかったのは「心臓手術」の方かな。
これで「死ぬまでに読む/聴くことができるコンテンツには限界がある」って身に染みて思って、持ってたCD・本の大半を処分する方向に180度転換しましたから。
一時期は「子どもたちに…」とも思ってたんですけど、自分のこと振り返れば、親が薦める本・持ってる本、親が聴く音楽なんか、ほとんど見向きもしなかったし、結局は自分で「見つける」ものの方が大切だったよな…と思い返したってのもあります。
もっともサブスクリクションやiTunesMatch、Kindleなんかのサービスがあってこそ…ってのもあって、本当の意味での「断捨離」とは違うとも思ってますけどw。
(…と言いつつ、また本は溜まってきてるw。この「断捨離」は近々せんと行かんなぁ)
それでもまあ、日々を過ごしているうちに、なんやかんやと「モノ」は身についていきます。
これはこれで仕方のないこと。
でも時折振り返って、「よっこらしょ」と身に付いたモノを振り落とすことも必要かな、と。
本書をそのきっかけにしようと思っています。
移住したり、起業したりはせんけどねw。
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