鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

好感度は高いですな、こりゃ:映画評「クレイジー・リッチ!」

昨今の「成金中国人」を揶揄するようなコメディかと思ってたら…

全然違ってた!

 

f:id:aso4045:20190301224814j:image

「クレイジー・リッチ!」


主人公の一族はシンガポール建国の裏立てのような歴史ある華僑の名家なんですな。

オープニングのどんでん返しの鮮やかさは気持ち良いです。


「クレイジー」とある通り、華僑の大富豪の、チョットタガの外れたようなパーティ三昧ぶりが描かれてるんですが、案外不快な感じはせず、「やれやれ」と苦笑まじりに楽しめる感じ。

ストーリー展開の軽快さもあって、嫌味はほとんど感じませんでした。


そして終盤の「麻雀対決」。

その「意味」を語らせない演出はクールです。

ま、思い返せば、

「なんでマージャンやねん」

ではあるんですがw。


ラストは「ラブコメの定番」ですが、定番はハマるとイイですからね~。

思わず拍手…でした。


アジア系俳優で、この王道コメディで、しかも「アジア系だけの映画」を感じさせない出来。

なるほど、大ヒットも分かりますわ。


しかしミッシェル・ヨー。

闘わんでも存在感満点。

惚れ直しましたw。