昨今の「成金中国人」を揶揄するようなコメディかと思ってたら…
全然違ってた!
「クレイジー・リッチ!」
主人公の一族はシンガポール建国の裏立てのような歴史ある華僑の名家なんですな。
オープニングのどんでん返しの鮮やかさは気持ち良いです。
「クレイジー」とある通り、華僑の大富豪の、チョットタガの外れたようなパーティ三昧ぶりが描かれてるんですが、案外不快な感じはせず、「やれやれ」と苦笑まじりに楽しめる感じ。
ストーリー展開の軽快さもあって、嫌味はほとんど感じませんでした。
そして終盤の「麻雀対決」。
その「意味」を語らせない演出はクールです。
ま、思い返せば、
「なんでマージャンやねん」
ではあるんですがw。
ラストは「ラブコメの定番」ですが、定番はハマるとイイですからね~。
思わず拍手…でした。
アジア系俳優で、この王道コメディで、しかも「アジア系だけの映画」を感じさせない出来。
なるほど、大ヒットも分かりますわ。
しかしミッシェル・ヨー。
闘わんでも存在感満点。
惚れ直しましたw。