・映画と本の意外な関係!
著者:町山智浩
出版:インターナショナル新書
- 作者: 町山智浩
- 出版社/メーカー: 集英社インターナショナル
- 発売日: 2017/01/12
- メディア: 新書
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季刊誌「kotoba」に連載されている映画評をまとめた本とのこと。(従って、基本は「新作」紹介です)
以前、ラジオ(たまむすび)で町山氏が連載のことに触れ、
「映画に出てくる本棚には深い意味がある」
みたいなことを言ってて、「面白そうだな」と思ってたので、早速購入。
…なんですが、(エッセイの1つには「本棚」の話が確かにあるんですが)特に「映画に出てきた本棚」に限った作品じゃないんですね。
連載の題名が「映画の台詞」。
台詞の中や背景にある「アレヤコレヤ」を紹介した本で、確かに「本」との関係がある例が多いから題名は間違いではないんですけどねw。
<たぶん自分は映画そのものより、映画について調べる方がもっと好きなのかもしれません。ひとつのセリフや描写の背景にあるものを知ろうとすると、思わぬ人物や作品や歴史的事実が浮かび上がり、そこからまったく別の世界につながっていく瞬間がたまらないのです。>(あとがき)
…なんで蘊蓄がたっぷり。
好きな人にはたまらないでしょうが、「うるさいなぁ」って思う人も少なからずいるでしょうね。
僕はその中間くらいかなw。
昔は蘊蓄好きだったんですがw、最近は面倒だと思うこともチョクチョクあります。「反知性的傾向」という感じもあって、「いかんな」と思わなくはないんですが。(蘊蓄モードの映画ってどうしても硬いのが多いので、最近の怠け者傾向だとあまり食指が動かない作品が多く取り上げられてる…ってのもありますw)
正直言うと、ラジオで聴くくらいが、僕にとってはちょうど良いかもしれません。
「たまむすび」はポッドキャスト配信が終わって(ストリーミングはあるんですがね)、何となく聞かなくなっちゃったんですが、おいおいアプリが出来るとの話もあります。
そしたらまた聴き始めようかなぁ。