鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

これでええんかい?:映画評「ワールズ・エンド」

ま、良いんでしょうね。この映画の世界観では。
僕としては・・・7割OK、3割「う〜ん」ってトコでしょうかw。



「ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!」


「驚愕の展開」
は町山智浩氏の評を聴いてたので、
「なるほど、こう来るか」
って感じでしたが、それでも十分驚きました。
ましてラストの展開は・・・


主人公は学生時代に仲間達のリーダーだった男。
仲間がみんな社会人として「一人前」になって行く中、この主人公だけが転落の人生を送り、かつての「栄光の瞬間」を再び手にするために、仲間に声をかけて「冒険」に出る。
・・・ってのが導入。
この「冒険」ってのが、街の「パブ巡り」なんで「酔っぱらい」という訳です。


この主人公に感情移入できるか/許せるか。


この一点かなぁ。
で、この点で僕の気持ちは「7:3」という訳です。
その男が、
「自分のいる場所」
を見つける。
その「場所」が、
「これでええんかい?」
なんですが、主人公を許せるなら、このラストも許せるんですよ。
かつての仲間のように。


ま、同じスタッフが作った「ホット・ファズ」同様、笑えるのは間違いありません。
下品で、皮肉が利いてて、全般的に間が抜けていて、テンポが良い。
東京日帰り出張の帰りの飛行機でiPhoneにDLしてたのを観たんですが、疲れた時でもバカバカしくてシッカリ笑えます。
だから個人的にはOK。
一抹の「?」は残しますが・・・。