鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

マイルスの生涯をカバーしてるとは思ってませんでした。:映画評「マイルス・デイビス:クールの誕生」

題名が題名なんで、マイルスの精々60年代くらいまでをカバーしてる作品かと思いきや…。(一番「人気」のある時代でもありますがw) 生まれてから逝去するまでをフォローした伝記ドキュメンタリーでした。 「あの波乱万丈な人生を2時間弱やれるものなのか」 …

「アフターコロナ」の指針として:読書録「シン・ニホン」

・シン・ニホン AI×データ時代における日本の再生と人材育成 著者:安宅和人 出版:NewsPicks出版 「イシューからはじめよ」の作者による「日本の未来像」への提言書。 僕は2週間くらい前からボチボチ読んでたんですが、その間に「新型コロナウイルス」で日…

映画としては今ひとつかも…:映画評「コンテイジョン」

新型コロナウイルスの感染騒動で「感染についての描写が参考になる」との話も出ている映画。 公開時、スティーブン・ソダーバーグ監督作品ということで気にはなってたんですが、なんとなく今まで見てなかったんですけどね。 まあ、どうですかね〜。 映画とし…

続きが気になるけど…:読書録「シャーリー・ホームズと緋色の憂鬱」

・シャーリー・ホームズと緋色の憂鬱 著者:高殿円 出版:ハヤカワ文庫 ベネディクト・カンバーバッチの「シャーロック」もあって<ホームズ・パスティーシュ>は映像化・小説・マンガと活況。 で、その中の一作。 まあ、色々ユーウツなことが多い昨今なので…

萩尾望都のレコードが聴いてみたいw:コミック「薔薇はシュラバで生まれる」

・薔薇はシュラバで生まれる 【70年代少女漫画アシスタント奮闘記】 著者:笹生那実 出版:イーストプレス ご自身も少女漫画家をされてつつ(30代で一度引退)、いろいろな先生のもとでアシスタントもされてた作者の回顧エッセイ。 アシスタントものって、ち…

「スペンサー」シリーズとして観ちゃいけない:映画評「スペンサー・コンフィデンシャル」

マーク・ウォールバーグ主演のNetflixオリジナル。 ロバート・B・パーカーのあの「スペンサー・シリーズ」の映画化。 …なんですがねぇ。 う〜ん、これをスペンサー・シリーズとしては…。 まあ、マーク・ウォールバークの「スペンサー」の方は百歩譲るとして…

ある意味、トンガった意見をお持ちのお二人w:読書録「最後の授業 完全版」大林宣彦、西原理恵子

・最後の授業 完全版 大林宣彦 ・最後の授業 完全版 西原理恵子 出版:主婦の友社 NHKで放映した「最後の授業」を書籍化した2冊。 …って番組の方は見てないんですけどw。 まあ、当たり前の話ですが、「相変わらずですなぁ」って感じではあります。 西原さん…

「批評」に力を取り戻せるか?:読書録「遅いインターネット」

・遅いインターネット 著者:宇野常寛 出版:幻冬舎 単に机上での「批評」だけではなく、具体的なアクションを伴った批評活動を続ける作者が、<アラブの春>や<トランプ現象>を踏まえて、「ポピュリズム」に毒された「民主主義」を再起動させるさせるため…

「大江戸捜査網」も「ミッション・インポッシブル」も大好きです:読書録「大江戸ミッション・インポッシブル」

・大江戸ミッション・インポッシブル 顔役を消せ・幽霊船を奪え 著者:山田正紀 出版:講談社文庫 題名が「ミッション・インポッシブル」で帯に踊るのが「大江戸捜査網」。 作者のベテラン作家・山田正紀氏もわりと好きなので、ホイホイと手に取りましたw。 …

自民党本部主催の講義がベースというのが驚き:読書録「日本近現代史講義」

・日本近現代史講義 成功と失敗の歴史に学ぶ 編著:山内昌之、細谷雄一 出版:中公新書 <本書は2015年12月から2018年7月まで、自由民主党本部で行われた「歴史を学び未来を考える本部」での講義をもとに、その内容を新書形式にまとめたものである。> とい…

バリー・シールの裏表:映画評「マクマホン・ファイル」

アン・ハサウェイ、ベン・アフレック、ウィレム・デフォー出演のNetflixオリジナル。 豪華出演陣なんだけど… 海外評やネット評を見るとズタボロw。 まあ基本的にイラン・コントラの知識がないとキツいってのがありますが(僕もあんまりない)、「今、コレ?…