鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

「プリンス」は何処へ…w:映画評「アナと雪の女王2」

大ヒット映画の続編。

昨日のSW9に続いて…ですが、少なくとも脚本の練られ具合はコッチの方が数段上でしょうw。

「子供向けアニメとしてどうよ」という視点からは意見は分かれるでしょうが、作品としては実にレベルの高い作品だと思います。

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まあ、作品全体としてはこの宇多丸さんの評を読んでいただければ。

ほぼほぼ言い尽くしてくれてる感じがあります。


<宇多丸「アナと雪の女王2」書き起こし>

https://www.tbsradio.jp/436641

 

 

個人的に「ツボ」だったのは「クリストフ」。

前作では「プリンス」だった「ハンス」がまさかの悪役ドンデン返しで、ヒーローポジションに立った「クリストフ」なんですが、本作での扱いは何と言いますか…。

80年代MTV風ロックバラードの熱唱シーンは最高(大爆笑)ですが、彼の本作でのメインテーマは、

「アナへの求婚」。

なんだかんだで、それは実を結ぶわけですが、いや、それってメインストーリーと全然関係ないですから…w。

窮地に陥ったアナの手を最初に取るのもなぁ…。

 

まあ、そういう話です。

「恋愛パート」はその程度の扱い。

 

 

前作で「ありのまま」であることを受け入れたエルサの「自分のいるべき場所」

エルサとアナの両親の想い

恥ずべき国家の歴史

全てを失った(と思った)アナが、自らの足で立ち上がる靭さ

 

複雑な物語が展開されつつ、素晴らしいアニメーション技術と演出で盛り上げてくれます。

ラストのエルザの「勇姿」たるや…!

「白馬の王子」やん!

 


ちなみに前作を見てない方も大丈夫。

オラフが実に簡潔にストーリーをまとめて語ってくれます。

(いやぁ、ここも笑ったw)

 


なんかステマ騒ぎもあって、ちょっとケチのついた感じもありますが、全然関係ないですね。

ヒット作の続編…と言うのに甘えず、更なるチャレンジに乗り出す「意欲作」と言っていい作品だと思います。

「子供向け」じゃないかもしれんけどw。