鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

ヌルいノリに乗り切れるかどうか、かな。:映画評「ベイビーわるきゅーれ」

Twitterか何かで
「むちゃくちゃ面白い」
て投稿してる人がいたのが記憶に残ってて、Netflixのレコメンドで上がってきたのをダウンロードしちゃいました。
確かに面白かったし、Netflixのレコメンド機能はなかなか優秀ですw。

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女子高生で殺し屋をやっていたコンビが、高校卒業後に社会人になることを組織から命令されて、アルバイトやら何やらで苦労する。
…というのが基本的ストーリーです。


アルバイトでの失敗とか社会人として振る舞いへの違和感とか、日常の方で、とにかく不器用に苦労しているのと、殺し屋としての圧倒的なスキルが対比してて、それが面白みになっている。
そんな作品ですね。
まぁ、それほど目新しい設定じゃないような気もしますが、主人公2人のぬるい感じと一転したアクションシーンのシャープさは印象的です。


まぁ、この日常シーンのぬるさの具合に好き嫌いがあるかなぁとは思います。
この映画の1年後に放映された「リコリスリコイル」なんかも似たような設定ですが、日常シーンに関しては、本作はそれに輪をかけてぬるいです。
ふざけ切ってる感じまで行かないところはセンスを感じますけど


僕個人としては割とギリだったかもしれません。
最近ちょっとふざけとかが激しいドラマについていけないものを感じるもので…。(これも歳かしらん)
本作について言えば、アクションシーンの新鮮さが僕の気持ちを引っ張ってくれたってところはあるかな。
終盤のカチコミのシーンはなかなか迫力あります。
個人的にはもうちょっと「ツッコミ役」がちゃんとしたほうがいいかなぁって気はします。
なんか果てしなくヌルくなっていっちゃいそうなのが作品としてのバランスを危くしてるような気もするので
そこがいい
って意見もわからなくはないんですけどねぇ。


続編はもうできていて、今年の秋には3作目が公開される予定。
加えてテレビ東京で連続ドラマにもなるようです。
それだけはまってる人がいるってことかな。
まぁわからなくもないです。
気が向いたら僕もフォローしようかとは思ってますよ。