まあ、そう言う映画なのは分かって観に行ってるんですけどね。
予告編見るだけでも。
若い頃なら意地でも感動したりしないようにしたんでしょうけどw、歳取ったかな。
でも多少なりとも「あの頃」を知ってると…。
個人的には集中的に前半にやられまして…。
後半は「襖」。
化粧っけなしの倍賞美津子。
老いて、見窄らしくって、それでも優しくて…。
いつの間に、こんないい役者になってたんやろ。
「マスカレード・ナイト」も芸達者が顔を揃えてましたが、本作は「演技達者」でリアルモードを追求してます。
脚本的には緒形直人と永山瑛太の役柄はもう少し掘り下げても良かったかも。
吉岡秀隆の役は個人的には「浅い」印象も残ったかな。
そんなのやってたら、もっと長くなっちゃう…けど長くて良かったように思います。
「64」みたいに前後編でも。
「傑作」とまで言える作品じゃないとは思います。
でも、僕は観て良かった。
ようやくこう言う映画が作れるようになってきたなとも思うし、「今」を反映した映画だとも感じました。
しかし自転車二人乗りって、なんか「幸せ」な気分になるのは何やろ。
そこには「儚さ」も垣間見えるんだけどさ。
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