鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

僕は嫌いじゃないんですけどね〜:映画評「蜘蛛の巣を払う女」

興行成績は今ひとつだったんですかね。

ま、デヴィッド・フィンチャー/ダニエル・クレイグという顔ぶれに比べば、如何にも「地味」ですからねw。

(クレイグが演った「ミッケ」役なんか、「誰?」って感じw。

でもこの「スベリト・グドナソン」は良かったですよ。少なくともミッケとしてはダニエル・クレイグより向いてます)

 

でも僕は割と好きです、この作品。

 

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「蜘蛛の巣を払う女」


もっともそれは僕が原作を読んでるから…ってのもあります。

本作は原作で言うと「4作目」。

まあ、2作目・3作目を飛ばすってのもアリかもしれませんが、作品世界ではその「事件」も「あったこと」になってるんですよね。

リズベットと父親との関係、父親の「モンスター」ぶりってのが2・3作のメインなんで、そこが前提で…となると、原作を読んでない人が本作を観るのはチョットきつい。

飛ばしてここに行くなら、時系列も変えて、もっと「父親」の話を組み込むべきだったんじゃないかと思います。

そうなると「カミラ」の話が後退しちゃうリスクはあるにせよ。


それ以外にも、個人的不満はあります。


「カミラが、もっと怖い方がいい」


予告編はそんな雰囲気だったんですけどね。

https://youtu.be/Tqhs-_31qu8

でも本編に入ると、(まあいくつかのシーンではその異常性が際立つものの)どっちかっていうと、

「哀れ」。


分かるんですけどね〜。

そういうとこもあるし。

でも予告編で期待しちゃった分…。

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興行成績も今ひとつだったようだし、話を戻すのも変だから、ここら辺の構成が修正されることはないんでしょうね。

やっぱ、スウエーデン版の映画化を観るべきかなぁ。

長いけど、原作を読み直すよりはラクそうだしw。