興行成績は今ひとつだったんですかね。
ま、デヴィッド・フィンチャー/ダニエル・クレイグという顔ぶれに比べば、如何にも「地味」ですからねw。
(クレイグが演った「ミッケ」役なんか、「誰?」って感じw。
でもこの「スベリト・グドナソン」は良かったですよ。少なくともミッケとしてはダニエル・クレイグより向いてます)
でも僕は割と好きです、この作品。
「蜘蛛の巣を払う女」
もっともそれは僕が原作を読んでるから…ってのもあります。
本作は原作で言うと「4作目」。
まあ、2作目・3作目を飛ばすってのもアリかもしれませんが、作品世界ではその「事件」も「あったこと」になってるんですよね。
リズベットと父親との関係、父親の「モンスター」ぶりってのが2・3作のメインなんで、そこが前提で…となると、原作を読んでない人が本作を観るのはチョットきつい。
飛ばしてここに行くなら、時系列も変えて、もっと「父親」の話を組み込むべきだったんじゃないかと思います。
そうなると「カミラ」の話が後退しちゃうリスクはあるにせよ。
それ以外にも、個人的不満はあります。
「カミラが、もっと怖い方がいい」
予告編はそんな雰囲気だったんですけどね。
でも本編に入ると、(まあいくつかのシーンではその異常性が際立つものの)どっちかっていうと、
「哀れ」。
分かるんですけどね〜。
そういうとこもあるし。
でも予告編で期待しちゃった分…。
興行成績も今ひとつだったようだし、話を戻すのも変だから、ここら辺の構成が修正されることはないんでしょうね。
やっぱ、スウエーデン版の映画化を観るべきかなぁ。
長いけど、原作を読み直すよりはラクそうだしw。