鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

ある意味当たり前ことなんだけど、なんだかphaさんに言われるのはちょっと寂しい:読書録「パーティーが終わって、中年が始まる」

・パーティーが終わって、中年が始まる
著者:pha ナレーター:小堀夏生
出版:幻冬舎(audible版)

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僕自身は決してpha さんの熱心な読者と言うわけではないです。
と言うよりは、pha さんに関しては、僕よりも若い世代が、ある意味生き方のロールモデルとして捉えている人物だと考えていました。
この本が出ているのを店頭で見かけた時、
「あれあれ、ちょっと方向性が変わってきたのかなあ」
とちょっと気になったんですけど、こっちはとっくに高齢者に足をかけているのでw、手に取る事はしませんでした。
たまたまAudibleにあるのを見つけて、
「聞き流してみるかな」
と思ってた次第。


<概要>
定職に就かず、 家族を持たず、不完全なまま逃げ切りたい――
元「日本一有名なニート」がまさかの中年
クライシス!?
赤裸々に綴る衰退のスケッチ
「全てのものが移り変わっていってほしいと思っていた二十代や三十代の頃、 怖いものは何もなかった。
何も大切なものはなくて、とにかく変化だけがほしかった。
この現状をぐちゃぐちゃにかき回してくれる何かをいつも求めていた。
喪失感さえ、娯楽のひとつとしか思っていなかった。」 一一本文より
若さの魔法がとけて、一回きりの人生の本番と向き合う日々を綴る。

(audibleより)


僕の認識だと、phaさんで「シェアハウスをやってる人」って言う認識だったんですけど、もうシェアハウスは解散してるんですね。
なんか自由に好き勝手にいろいろな生き方をしてたような人が、こんなふうに普通の人っぽいと方向に寄ってくるっていうのは騙されたような気分にならなくもないかな。
40代半ばでこんなに保守っぽくなっちゃっていいのかなぁって言う気もするし、まぁリアルなところだよなぁなんて言う感じもします。


文章書くっていうことがすごく好きなんですね。
だから文章を書くと言うことを中心にして、いろいろなものとが取捨選択されていった結果が、今のようなあり方になってるって言うとも言えるような気がします。
もっと軽い感じがしてたんですが、思ってたより「モノを書く」と言うことに真摯に向き合ってる印象。
「それが期待はずれ!」
って言う声もありそうですがw。


15年間飼っていた猫がなくなっちゃったって後書きでちょっとなんだかシンミリしちゃいました。
僕も自分が犬を飼うなんて50代前には思ったことなかったし、それを考えれば「変わる」ってこともまあ…。
と、最後は甘めの採点となりましたw。


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